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あなたはここにいますか? 後編 ◆2Y1mqYSsQ. □ シャトル基地内にある転送カプセルに向かっているのは、仮面ライダーたちだけではなかった。 武美を再び後ろに乗せ、サイクロン号を操りながらもすでに三体のT-800シリーズを手にかけている。 「本郷さん、あたしに構わずやっちゃって!」 武美はそういうのだが、さすがに仮面ライダーは自分の身体能力に彼女をつき合わせる気はない。 後ろにいる武美に気遣いながらも、狭い通路を駆け抜けてターミネーターたちを弾き飛ばした。 「本郷さん、動かないで!」 ミーの指示に従い、身体をかがめると光弾が仮面ライダーの頭上を通り過ぎて、T-888へと直撃した。 光弾が直撃したT-888の頭部が吹き飛び、首から火花を散らす。 テントローを背中から伸びるアームで器用に操るミーが仮面ライダーに並走した。 アームのうち二本はソルティを抱えている。上空では両手が空いているイーグリードが戦っていた。 「ありがとう、ミー」 「どういたしまして。このまま突っ切ろう!」 ミーの言葉に頷いて、仮面ライダーはサイクロン号をさらに加速させた。 殿はゼロとドラスが勤めている。ようやく破られた壁の向こうに、転送カプセルが存在するのを確認した。 「イーグリード、ウフコック。武美とソルティを頼む」 「本郷……?」 「向こう側にもターミネーターたちがいる可能性が高い。俺とミーはここで転送カプセルを守っておく。だから先に行ってくれ」 仮面ライダーはそう告げて、飛んできたロケット弾を蹴り返した。発射したT-888の近くで着弾。 続いて爆風に巻き込まれて吹き飛ぶT-888の頭部が爆ぜる。ミーのバスターが火を噴いたのだ。 吹き飛ぶターミネーターを尻目に武美とウフコックが仮面ライダーに向かって忠告をする。 「本郷さん……また無理しちゃ駄目だよ!」 「そうだ。お前はすぐに無茶する」 「大丈夫、武美さん、ウフコック。僕がついているから、そう無茶はさせないよ」 ミーの爽やかな言葉に、武美はお願いね、と返す。 それほど無茶をしているのか、と仮面ライダーは自問自答したが、怒っている滝の顔を思い出し沈黙した。 「本郷、念のために俺のPDAを渡しておく。こいつは通信能力を強化している。なにかあったら知らせてくれ」 「分かった。後は任せてくれ。すぐに追いつく」 そう仮面ライダーはイーグリードに告げて、ミーと共にターミネーターの大群へと身体を向けた。 イーグリードが武美とソルティと共に要塞へと渡ったのを見届け、転送カプセルへと迫るミニガンの弾を弾く。 「さて、ゼロやドラスが通る道を開くぞ」 「了解!」 ミーの肯定の言葉を合図に、仮面ライダーの脚の筋肉が盛り上がり、地面に莫大な力を押し当てて跳躍した。 仮面ライダーは反動で前方宙返りをしつつ、空中で徐々に蹴りの体勢に入る。 「ライダァァァ――キィィィィック!!」 砲弾の勢いで繰り出される、一筋の矢。流れるように前方に突き出された仮面ライダーの蹴りが、T-888の頑強な頭部を砕き通る。 勢いを殺すため地面を滑りながら、仮面ライダーは再び身をかがめて二度目の跳躍に備えた。 突如、仮面ライダーの目の前のコンテナが吹き飛び、T-888が一体姿を現した。 T-888は直進して、大きくミニガンを振りかぶる。砲身でこちらを叩くのだろう。 だが間合いの計算が甘い。仮面ライダーが硬直したと見て、油断している。仮面ライダーにとってはすぐに懐にもぐりこめる距離だ。 振り下ろす軌道を計算し、T-888の右肩がぶれたと同時に仮面ライダーはさらに身を屈めた。 仮面ライダーは右手で上半身を支え、背をミニガンの砲身が通り過ぎる。 右腕の人工筋肉が軋み、片腕だけの力で身体を持ち上げた。 戦車すらスクラップにする力を有する右腕の反動で、上半身が神速の勢いで立ち上がる。 ミニガンを振り下ろしきったT-888の動きは固まっていた。 仮面ライダーの左拳を固め、腰を回転し顎を引いて一歩踏み込むと共に脇を締めた一撃を頭部へとぶつける。 「ライダァァーパァンチ!!」 T-888の頭が内部の精密機器を撒き散らしながら弾ける。 素早く拳を戻して、T-888のボディを突き飛ばして次の敵へと備えた。 「オラオラオラオラー!」 ミーはウィルナイフを振り回し、T-888を切り刻んだ。 バスターだと水素電池を刺激する可能性があったためだ。牽制目的以外ではあまり使っていない。 両腕をなくしたT-888が蹴りのため腰を落としたのを確認して、天井の鉄パイプを背中のアームで掴んで身体を引き上げた。 直後、ミーの身体があった位置にT-888の蹴りが通り過ぎる。 内心ゾッとしながら、止めを刺すために脳天にウィルナイフを突き立てる。 動きが鈍った隙にナイフを手放し、爪を出してT-888の頭部をミーはナマス切りにした。 「硬い! 硬いよ、爪の刃が欠けたよ!」 帰ったら剛にパーツを交換してもらおう。 郷愁の念が強くなったのか、ミーはついそう思ってしまう。 (さてと、ゼロさんやドラス君の逃げ道を作ってやらないとね。って、本郷さん凄い。 僕が一体倒す間に五体はつぶしているよ……いかん。呆けている場合じゃない) ミーは軽く地面を蹴って跳躍し、仮面ライダーに向かおうとしたターミネーターの視線を引き寄せる。 頭部に牽制の光弾を撃ちながら、宣言した。 「かかってこい、雑魚ども。俺が料理してやるよ」 つい昔の一人称に戻りながらも。 白いカラスのサタンポッドからロケット弾を放ちながら、ゼロはようやく転送カプセルのある通路へとたどり着いた。 戦闘力のあるゼロとドラスが殿を買って出たのは自然の成り行きだ。 ゼロが斬り伏せる間にも、ターミネーターは送られてきた。 いい加減鬱陶しくなる。 「くそ、こいつらいったい何体いるんだ!?」 「倒しても倒してもきりがない……ゼロさん、本郷さんたちに追いつこう」 ドラスの提案は当然の成り行きだ。そろそろ本郷たちも転送カプセルを使っているはず。 ゼロは白いバイクを操り、転送カプセルの目前へと舞い降りる。 その様子を見届けたのか、戦っていた仮面ライダーとミーが近寄ってきた。 ゼロはまだ要塞に向かっていない事実に呆れる。 「どういうことだ? まだ向かっていないのか」 「そうしたいのは山々だが……」 仮面ライダーが続きを告げようとした瞬間、転送カプセルに向かってミニガンが掃射された。 地面の床を仮面ライダーが剥がし、盾代わりに使う。ミニガンの弾丸を受け止め、射撃が途切れたときゼロが軽々と宙を跳んだ。 そのままカーネルのセイバーを構え、上から下へ手を手前に引くように振り下ろした。 T-888が真っ二つになって崩れ落ちるのを見届け、新手の射撃を後方に跳んで避けながら仮面ライダーに顔を向ける。 「なるほどな、こいつらが邪魔で向かえないのか」 「一人残って守れば問題ない。ゼロ、先に行け」 仮面ライダーの言葉にゼロは渋面を作る。たった一人残って囮になるのは自棄といえるのではないのか? 自己犠牲という奴なら、押し付けがましい。同じく話を聞いていたドラスも口を出す。 「本郷さん、どうして……」 「どうしても転送時には無防備になるからな。要塞に着いたら、転送カプセルの電源を落とすように伝えてくれ。 それに、残るのは俺でないといけない」 「どういうことだ? 例えば、俺が残るとなにか不都合なことがあるのか?」 ゼロが不満げに仮面ライダーへと問う。当然の言葉だ。 仮面ライダーの答えに満足しなければ、ゼロは転送カプセルに無理やり押し込んで一人残るつもりだ。 「簡単だ。シャトルで要塞に向かう。シャトルの移動設定を変えれる技術を持つのは、俺か武美くらいだ。 ゆえに、俺が残らねばならない。転送カプセルなしで要塞に向かうにはな」 「なるほど。だが……」 ゼロにはまだ答えに満足していない。確かに仮面ライダーの強さは認める。 ゼロよりも多くのターミネーターを相手にしたのだろうが、息すら切らしていない。 力の緩急のつけ方と、熟練した体捌きは年季が入ったものだ。一対多数の戦いを強いられた経験が多いのだろう。 もっともゼロも似たような過去をもっているのだが。 「それでも危険が大きすぎるよ。いったんここで数を減らしてから、転送カプセルを使うのが……」 「いや、ドラス。それは無理だ。メガトロンたちが向かっている。なるべく早く向かわないと、これまでの苦労がパアだ」 ゼロの指摘に、ドラスがしゅんとうなだれる。そのドラスの頭を、仮面ライダーが撫でてゼロへと視線を向けた。 仮面の下とはいえ、決意を乗せたとわかるほどの瞳を向けられ、ゼロは仮面ライダーの言葉を待つ。 「安心しろ。必ず俺は要塞にたどり着く。それまで武美やドラス君たちを頼む」 「本郷……」 「いや、本郷さんだけ残させるわけにはいかないよ」 「ミー……」 ミーはバスターでターミネーター郡を牽制しながら言葉を続ける。 チャージしていないためせいぜい数歩後退させる程度だ。 近づいてきたターミネーターはゼロが雷神撃で迎撃する。 「僕も残る。僕の悪魔のチップの能力なら、シャトルの改造も楽になるだろうしね」 「ミー……しかし」 「本郷さん、この条件だけは譲れないよ。武美さんも言っていたでしょ? 無理はしないように、ってね。 だからゼロさん、ここは僕と本郷さんに任せて先に行ってよ。後から必ず追いつくから」 「……ミー君」 ドラスの寂しそうに猫のサイボーグの名前を呟くのを耳に、ゼロは黙考した。 ここで仮面ライダーとミーを残すのは正解か? 答えが出るはずもない。 しかし、このままここでジリ貧しているよりは充分いい選択なのは確実だ。 たっぷり三秒熟考した後、ゼロは結論を出した。 「ドラス、行くぞ」 「ゼロさん!」 咎めるようなドラスの強い口調を無視して、ゼロはドラスを抱えて白いカラスに跨る。 仮面ライダーの瞳にも、ミーの瞳にも諦めの色はない。 二人が強く決意しているなら、ゼロにはそれに甘えるしかないのだろう。厄介な話だ。 「二人に条件がある。必ず来い」 「当然だ」 「もちろん!」 仮面ライダーが力強く、ミーがまだまだ余裕があると示して返事した。 この二人を信じるしかない。ゼロは不満を抱えているドラスを連れて、転送カプセルへと消えた。 ゼロとドラスが飛び込み、転送カプセルが発する光が部屋に満ちる。 光は一瞬で晴れ、同時にゼロたちの姿もない。転送が成功した証拠なのだろう。 仮面ライダーはT-888の頭部を蹴り飛ばし、反動でバスターを撃つミーの背中に立つ。 「ミー、いいのか?」 「構わないよ。それに……本郷さんこいつらの数を減らすつもりだったんでしょう?」 「よく分かったな」 「結構最初のほうから一緒にいるしね。それに、本郷さんある意味わかりやすいくらい正義の味方だし」 「ムゥ……」 どうにもミーには考えを読まれていたことに、仮面ライダーは唸った。 数を減らそうと思ったのは、要塞でのイーグリードたちの負担を減らすこと。 転送カプセルの電源を落とせば、これ以上ターミネーターたちが要塞に向かうこともない。 だが、仮面ライダーがシャトルを利用して要塞に向かうように、彼らもなんらかの手段を利用して要塞にたどり着く可能性がある。 もしそうなった場合でも対応できるよう、ある程度数を減らしてから要塞に向かうつもりなのだ。 「ならば俺が言うことは一つ。ミー、手を貸してくれ」 「おやすい御用さ!」 ミーは笑顔を作り、仮面ライダーは仮面の下で力強い笑みを浮かべ、ミニガンを構える五体のT-888へと向かって地面を蹴った。 あたかも骨だけとなった地獄の亡者に立ち向かう、英雄であるかのように。 【D-3 シャトル基地/二日目・早朝】 【ミー@サイボーグクロちゃん】 [状態]:健康、仲間を失った悲しみとやるせなさ、爪の刃欠け、爆弾解除 [装備]:アームパーツ@ロックマンX、ウィルナイフ@勇者王ガオガイガー(何でも切れる剣のあった場所に収納) [道具]:PDA(ミー)、青雲剣@封神演義、ライドチェイサー『シリウス』@ロックマンXシリーズ [思考・状況] 基本思考:バトルロワイアルを終わらせる 1:ターミネーターたちを減らす。 2:1の後、要塞内へと向かう。 3:武美、ソルティを守る。 4:ソルティが心配 5:メガトロン、コロンビーヌ、T-800を許さない。 6:本郷に対し、少々の罪悪感。 [備考] ※悪魔のチップの制限は精密動作性の低下、他者への使用には遠慮気味になる、支給品と合体するとやや疲労する、です。 ※合体による肉体の主導権は、基本的に相手の側にあります。 【本郷猛@仮面ライダーSPIRITS】 [状態]:疲労小、ダメージ中、胸部に包帯。応急処置済み。生命の水により回復中(ただし、しろがね化はまだしていない)。 爆弾解除。フランシーヌを守れなかったことによる後悔。変身中。 [装備]:サイクロン号@仮面ライダーSPIRITS [道具]:支給品一式、トマト×97@THEビッグオー、謎の金属片(外装解除。解析は八割程度)、 PDA(グレイ・フォックス、ドロシー、草薙素子、ドラ・ザ・キッド)×4。 ロジャー・スミスの腕時計@THEビッグオー、ブルースシールド@ロックマン、ジローのギター@人造人間キカイダー 虹(ドクターケイトの毒が染み込んでいる)@クロノトリガー、ライドル@仮面ライダーSPIRITS、ラブラブビッグバンの音楽ファイル@パワポケシリーズ PDA(イーグリード用通信強化Ver。ラミア)、サブタンク(満タン)@ロックマンX、サブタンク(空)@ロックマンX [思考・状況] 基本思考:シグマと決着をつけ、バトルロワイアルを終わらせる。 1:ターミネーターたちを減らす。 2:1の後、要塞内へと向かう。 3:シグマの下へと向かう。可能ならば彼を説得したい。 4:武美の寿命タイマーをどうにかする。 5:メガトロン、コロンビーヌ、T-800を最後の敵として警戒。 6:ソルティを早く修理してやりたい [備考] ※原作8巻(第32話 称号)から参戦。 ※武美とは、一エリア以内なら通信が取れます。 【D-4 要塞内部/二日目・早朝】 【ソルティ・レヴァント@SoltyRei】 [状態]:全身にダメージ(中)。疲労(中)。気絶中。爆弾解除 [装備]:なし。 [道具]:支給品一式、PDA×2(ソルティ、神 敬介)、ToHeartの制服@ToHeart スラッシュクローの武器チップ@ロックマン 紫の仮面@現実、K S Model 501(7/10)@SoltyRei、予備弾各50発、LUCKの剣@ジョジョの奇妙な冒険 ミラクルショット@クロノトリガー、ガイアアーマー@ロックマンX5 [思考・状況] 基本思考:壊し合いに乗っていない参加者を守り、シグマを倒す 0:気絶中…… 1:フランシーヌたちを守る。 2:武美を守る。 3:ロイさんやローズさんの元に帰りたい。 4:放送がないのに疑問 [備考] ※参戦時期はアニメ10話~11話です。 ※戦い自体への迷いは消えましたが、相手を躊躇なく殺せるまでには至っていません。 ※気絶のため、すべての思考が気絶前のままです。 気絶状態を回復するには、修理が必要になります。 【広川武美@パワポケシリーズ】 [状態]:健康。爆弾解除 [装備]:ウフコック@マルドゥックシリーズ [道具]:PDA(武美、クロ)×2、ランダムアイテム0~1 アポロマグナム@仮面ライダーSPIRITS(弾切れ、発電所内にクロの右手と共に放置)、風船いかだ [思考・状況] 基本思考:絶対に生き残り、ここから脱出する。 1:他のメンバーが要塞に来るのを待つ。 2:ソルティが心配。 3:メガトロン、コロンビーヌ、T-800を警戒 4:元の世界のあの人のところに戻って、残り少ない人生を謳歌する。 [備考] ※本郷とは、一エリア以内なら通信が取れます。 ※ウフコックは、ターンした物を切り離すこと(反転変身【ターンオーバー】)が出来なくなっています。 ※ウフコックの参戦時期は、ボイルド死亡後です。 【イーグリード@ロックマンX】 [状態]:全身にダメージ(中)。疲労(中) [装備]:なし [道具]:PDA(ラミア) [思考・状況] 基本:バトルロワイアルを終わらせる。 1:他のメンバーが要塞に来るのを待つ。 2:シグマの自殺を止める。 3:ライト博士にソルティの修理を頼む。 4:メガトロン、コロンビーヌ、T-800を敵視。 【ゼロ@ロックマンX】 [状態]:健康、T-800を敵視。ハカイダーとフランシーヌを殺したことを後悔。 [装備]:チャージキックの武器チップ@ロックマンシリーズ、カーネルのセイバー@ロックマンX4、 白いカラス(表面に焦げ)@人造人間キカイダー [道具]:支給品一式、PDA(ゼロ)、空っぽの平凡なデイバッグ@ゴミ処理場 謎の金属片(マルチの残骸から回収) [思考・状況] 基本:シグマと決着をつける。 1:イーグリードたちに本郷の決意を伝える。 2:ハカイダーと同じ道を歩まない。彼が望んだゼロの道を行く。 3:凱を殺したボブ(T-800)を最大の敵と認識。 4:メガトロン、コロンビーヌ、T-800を敵視。 5:ソルティにエックスのことを伝える。 [備考] ※覚醒した影響でゼットバスターが使えるようになりました。 ただし、覚醒時より威力は低いです。 ※真・滅閃光、真月輪、幻夢零は覚醒時のみ使える技のため、現在使えません。 【ドラス@仮面ライダーZO】 [状態]:右腕がスバルのもの、自分が求めていたものが『家族』と自覚、ナタク@封神演義を吸収、疲労小 セインを四、五歳幼くした状態に擬態(ただし生えている)、スバルの死に深い悲しみ [装備]:ラトゥーニのゴスロリ服@スーパーロボット大戦OG、メカ沢の学ラン@魁クロマティ高校、オルゴール付き懐中時計@仮面ライダーZO 混天綾@封神演義(マントとして)、乾坤圏@封神演義(左腕の方は修理が必要)、カセットアーム@仮面ライダーSPIRITS(体内) 金蛟剪@封神演義(体内のナタクと付属)、テントロー@仮面ライダーSPIRITS [道具]:PDA(ドラス、マルチ、ノーヴェ、ロボ、アラレ、シュトロハイム、城茂、エックス、あ~る、バロット、チンク、メカ沢、灰原、ロックマン) 荷電磁ナイフ@マルドゥックスクランブル(D-3基地に放置。呼び出し可) スタームルガー レッドホーク、装弾数0/6@ターミネーター2(D-3基地に放置。呼び出し可) ぎんのいし@クロノトリガー、液体窒素入りのタンクローリー@ターミネーター2 (D-3基地に放置) タイムストッパー@ロックマン2(メカ沢の胴体部):ロボのPDA はちゅねミクのネギ@VOCALOID2(E-3道路に放置)メッセージ大砲@ドラえもん(E-3道路に放置) 拡声器@現実(E-3道路に放置):アラレ、及びシュトロハイムのPDA。 転送可能 スモールライト@ドラえもん(残り四回):城茂のPDA クロマティ高校の制服@魁!!クロマティ高校 、グロスフスMG42(予備弾数20%)、 NIKU・Q・マックス@サイボーグクロちゃん、 ナイスなグローブ×2@パワポケシリーズ、ダンボール@メタルギアソリッド、 大型スレッジハンマー@ジョジョの奇妙な冒険、アトロポスのリボン@クロノトリガー、高性能探知機(バッテリー切れ) [思考・状況] 基本思考:バトルロワイアルに決着をつける。 1:イーグリードたちに本郷の決意を伝える。 2:スバルの死と、最期の言葉とT-800の行動にショック。……それでも? 2:シグマを説得したい。 3:メガトロン、コロンビーヌ、T-800を敵視。T-800には……? [備考] ※志郎の言った10人ライダーの中に仮面ライダーZOがいると思い込んでいます。 ※他人の肉体を吸収すると取り出せなくなっています。 ※金蛟剪@封神演義に『使用者の資格がある』と認められましたが、龍を発現させるまでには至っていません。 ※赤ドラスに変身可能になりました。 ※制限が解ければ、少なくとも体内の爆弾は自力で排除可能です。ナタクは不明。 時系列順で読む Back あなたはここにいますか? 前編 Next オール反BR派 対 大デストロン (1) 投下順で読む Back あなたはここにいますか? 前編 Next オール反BR派 対 大デストロン (1) 153 あなたはここにいますか? 前編 ゼロ 154 オール反BR派 対 大デストロン (1) 153 あなたはここにいますか? 前編 本郷猛 154 オール反BR派 対 大デストロン (1) 153 あなたはここにいますか? 前編 広川武美 154 オール反BR派 対 大デストロン (1) 153 あなたはここにいますか? 前編 ソルティ・レヴァント 154 オール反BR派 対 大デストロン (1) 153 あなたはここにいますか? 前編 イーグリード 154 オール反BR派 対 大デストロン (1) 153 あなたはここにいますか? 前編 ドラス 154 オール反BR派 対 大デストロン (1) 153 あなたはここにいますか? 前編 ミー 154 オール反BR派 対 大デストロン (1) 153 あなたはここにいますか? 前編 メガトロン 154 オール反BR派 対 大デストロン (1) 153 あなたはここにいますか? 前編 コロンビーヌ 154 オール反BR派 対 大デストロン (1) 153 あなたはここにいますか? 前編 T-800 154 オール反BR派 対 大デストロン (1) 153 あなたはここにいますか? 前編 トーマス・ライト 154 オール反BR派 対 大デストロン (1) 153 あなたはここにいますか? 前編 シグマ 154 オール反BR派 対 大デストロン (1)
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Yuri 側面視点ACT 横スク ACTADV 1,499円(税込)281MB→310MB 指のウォーミングアップを行ない、目を閉じて深く深呼吸・・・あなたは今、Yuriの世界の奥深くへと入り込んでいくところです。 Yuriは独特な雰囲気を持つプラットフォーム・ゲームです。 Yuriに障害を乗り越えさせ、その神秘的な旅を成功させるには、器用さ、好奇心、そして、時には少し距離を置くことが必要となります。 たくさんの秘密の通り道や秘められた記憶があふれる、有機的で繊細な世界を冒険してください。 Yuriは6年という長い時間をかけ、アンジュとオレリアンというポティエ兄弟によって愛情を込めて開発された、素晴らしい独立プロジェクトです。 素敵なデッサンや魅惑的なサウンドトラックとともに、詩的でチャレンジングなYuriの独自の世界が広がります。 神秘的な原生林、地球の奥深く、家族の古い家、Yuriが秘めている夢、そして無限の空間を探検する覚悟を決め、この幻想的な旅に出発しましょう・・・ 準備はいいですか? メーカー Fingerlab 配信日 2019年10月31日 対応ハード Nintendo Switch セーブデータお預かり対応 対応コントローラー Nintendo Switch Proコントローラー タッチスクリーン プレイモード TVモード, テーブルモード, 携帯モード プレイ人数× 1 対応言語 日本語, 英語, スペイン語, フランス語, ドイツ語, イタリア語, ロシア語, 韓国語, 中国語 レーティング CERO A 2019年10月30日 23 59 まで割引価格でお買い求めいただけます。 yuri、たわい無いゲームだけど 雰囲気とグラフィックとレスポンスが 物凄くいいな。 -- 名無しさん (2019-11-17 20 44 18) 名前 コメント
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とある神社に奉られている霊樹があった。 霊樹に耳を当てて音が聞こえると御利益があるとされ、参拝客が絶えず神社は賑わっていた。 そんな神社に友人と訪れるあなた。 友人と一緒に霊樹に耳を当ててみるが当然何も聞こえず、笑いながら友人に話しかけるあなた。 だが友人の顔は真っ青になっており、手足は震え続けていた。 「涙を流しながらも笑い続けている子供のような老人のような、女性のような声が聞こえた」 友人に対して何があったのかと尋ねるとこう答えるのだ。 もう一度霊樹に耳を当ててもやはり何も聞こえず、友人は体調が悪いのだろうと、家に帰らせるあなた。 だがその次の日、あなたの元へ友人の家族から友人が居なくなったと伝えられる。 どこを探しても友人はいなかった、が深夜のうちにあの神社の近くで見かけたと言う人はいた。 神社の神主に友人が来ていないか尋ねるも、神主は何も知らなかった。 落胆しながら帰ろうとするあなたの耳に、友人の声が聞こえた気がした。 声が聞こえたと思われる方を見ると、そこには霊樹が。 嫌な予感を覚えながら霊樹に耳を当てると… 「あっははははっははははは…」「ふふふっふふっふふふふ…」 「かっかっかっか…」「うぇひひひひ…」「いっひひひひひひっひひ…」 そんなたくさんの笑い声が聞こえた。友人の恐怖に涙しながら笑うような声も。 クトゥルフ神話TRPG シナリオ名『あなたの声は』 「…ははっ、アハハハハハハッハハ!」 最後に聞こえるのは、貴方自身の笑い声。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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つかさ「こなちゃんって、笑ってること多いよね。」 とある冬の放課後、学校の帰り道をいつものメンバーで歩いていると、不意につかさがそんなことを言い出した。 みゆき「言われてみれば、そうですね。」 こなた「いや~、そうでもないよ。かがみの鋭い突っ込みに何度涙を流したことか。うぅ、ホロリ。」 かがみ「ほぉ、その涙とやらを見せていただきましょうか?」 かがみはこなたを見下げながら(身長的な意味で)こぶしをボキバキと鳴らした。いち早く危険を察知したこなたはみゆきの後ろに素早く隠れた。 こなた「も~、かがみったら、冗談に決まってるじゃん。」 かがみ「まったく・・・。」 こなた「あはははは、・・・・・・ふぅ・・・。」 つかさ「どうしたの、こなちゃん?」 こなた「え?あ、いや、・・・ちょっと、昔のこと思い出しちゃって。」 みゆき「昔のこと、ですか?」 かがみ「どうせ、くだらないことなんでしょ。」 こなた「う、うん、まぁ・・・ね・・・。」 いつもと様子の違うこなたにかがみたちは一瞬戸惑った。 かがみ「ど、どうしたのよ、あんたらしくないじゃない。」 つかさ「こなちゃん?」 みゆき「あまり思い出したくないことでもあったのですか?」 こなたの様子が変わったのは、“昔のことを思い出した”というあとである。そのことから、みゆきのような結論に達するのは至極当然であろう。 こなた「あ、いや、えと・・・。」 かがみ「言いたくないことなの?」 こなた「・・・」 つかさ「こなちゃん・・・」 みゆき「泉さん・・・」 かがみ「・・・」 こなた「まぁ、べつに隠さなきゃいけないことでもないし、話しちゃうよ。」 こなたたちは近くの公園のベンチに座わった。こなたの左にかがみ、右につかさとみゆきがそれぞれ座っている。手には途中で買ったらしい紙パックの飲み物がある。こなたとみゆきはココア、つかさはオレンジジュース、かがみはお茶が入っていた。中身から察するに、かがみはダイエット中のようだ。 こなた「4年前の中学2年生の時にね、約束したんだ。笑ってるって・・・」 こなたと魔法使いの約束 こなた「さぁ、帰ろうか、魔法使いくん。」 魔法使いくん「おぅ!」 とある中学校に仲の良い男女がいた。女の方はこなたである。そして、男の方は魔法使いと呼ばれていた。 魔法使いくん「ところでこなた。」 こなた「何、魔法使いくん?」 魔法使いくん「その魔法使いくんって言うのやめてくんない?かなり恥ずいんだけど・・・。」 こなた「え~、だってこの間の授業参観の時に将来の夢は魔法使いですって言ったじゃん。」 魔法使いくん「た、たしかにそう言ったけど・・・。」 こなた「だから、君は魔法使いくん!あなたに拒否権はありません!以上!!」 こなたは魔法使いと呼ぶ男に“ビシッ”と指を突き立てて言い放った。 魔法使いくん「なんじゃそりゃ・・・。」 魔法使いと呼ばれる男も少々呆れぎみだった。 魔法使いくん「まぁ、いいや。とっとと帰るか。」 こなた「うん!」 そう言うとこなたは、魔法使いと呼ぶ男の腕にしがみついた。そして、二人はそのまま教室を出て行った。 (((((お熱いことで・・・))))) 教室に残っていたクラスメイトはそんなことを考えるのであった。 魔法使いくん「ふぁ~」 こなた「どうしたの、そんな大きな欠伸しちゃって。」 魔法使いくん「いや、昨日お前に付き合わされてずっとネトゲやってたから。」 こなた「ふ~~ん。」 魔法使いくん「しかし、よくお前は平気だな。俺と一緒にネトゲやってたのに。」 こなた「大丈夫、その辺のところは鍛えてあるから。」 魔法使いくん「もうちょっと有意義なことしろよ。」 こなた「えっへん!」 魔法使いくん「ほめてないから・・・」 極小な胸を突き出して威張っているこなたに、呆れて溜息を吐く魔法使いくん。 魔法使いくん「時々お前の将来が心配になるよ・・・。」 こなた「うん?」 魔法使いくん「そういや、お前、この間の授業参観の時に将来の夢、なんつったっけ?」 こなた「私?私はねぇ・・・誰かに寄生して生きたい、だよ。」 魔法使いくん「なんじゃそりゃ。」 こなた「え~、誰だって憧れるでしょう、そういう生活。」 魔法使いくん「憧れねぇよ。て言うか、寄生された方はものすごく迷惑だ。」 こなた「やっぱり、料理ができる人がいいよね。それともお医者さんがいいかな。」 魔法使いくん「待て待て、誰もそんなこと聞いてないから。」 こなた「それとも・・・弁護士がいいかな。」 魔法使いくん「いやいやいやいや、ちょっっと待て。お前、なんかやらかす気満々か!?」 こなた「さぁ、どうだろうねぇ。」 魔法使いくん「・・・」 ニマニマと笑うこなたに、魔法使いくんはかなり引き気味になってしまった。 こなた「冗談だよ、冗談。いくら私でも、警察のお世話になるようなことはしないよ。」 魔法使いくん「そうであってほしいな・・・。」 こなた「で、君の将来の夢は魔法使いだったね。」 魔法使いくん「いや、あれはうけねらいで・・・」 こなた「そっか。じゃ、将来は“ピー○カ・ピリ○ラ・○ポリナ・ペー○ルト”とか言うわけだ。」 魔法使いくん「おい!それ、魔法使いじゃなくて魔女だし!!しかも見習いの!!!」 こなた「ん?それとも“汝のある○き姿に戻れ”?」 魔法使いくん「それも魔法使いとは少し違うって!まぁ、さっきのよりはメジャーだろうけど・・・。」 こなた「“テクマ○マヤコン”?」 魔法使いくん「古い!!」 こなたに対する突っ込みの連続のせいか、魔法使いくんは疲れだしたようであった。 魔法使いくん「はぁ~」 こなた「くすくすくす・・・」 魔法使いくん「な、なんだよ、なに笑ってんだよ。」 こなた「ん~ん?いやぁ、なんだかんだ言っても魔法使いくんは私にあわせてくれてるなぁ、と思ってね。」 魔法使いくん「へ?」 こなた「こうやって私の言うことに突っ込んでくれるし、買い物にも一緒に行ってくれるし、ネトゲもそうだしね。」 魔法使いくん「そ、それは・・・」 こなた「まぁ、だから好きなんだけどね、魔法使いくんのこと。」 いきなり、なんのためらいもなく“好き”と言われて魔法使いくんの顔が赤くなる。確かに、二人は付き合っている、という仲なのだが、不意にそんなことを言われれば顔が赤くなるのも当然かもしれない。 魔法使いくん「や、べ、別に、お、お前にあわせてるわけじゃなくて、ち、違うものを違うと言ってるだけで、買い物だって、お、俺が行きたい所がたまたま一緒なだけで、その、えと・・・」 こなた「ニヤニヤ。」 魔法使いくん「こ、こなた?」 こなた「男のツンデレっていうのもけっこう乙だね。」 魔法使いくん「こ・な・た~!!」 こなた「いや~ん、魔法使いくんにおっそわれる~ん。」 こぶしを握って怒りを表している魔法使いくんに対して、キャハキャハとはしゃぐこなたなのであった。 魔法使いくん「まったく、お前は。」 こなた「にゃははは、怒らない怒らない。あ、そうだ、今日もネトゲしよ。一緒に森の怪物を倒しにさ。」 魔法使いくん「は?いや、今日は無理だろ。」 こなた「え?なんで?」 魔法使いくん「だって今日、英語の宿題出ただろ。明日提出の。ネトゲしてる時間ないって。」 こなた「そっか・・・。じゃ、明日、写させて。」 魔法使いくん「自分でしようという選択はないんかい。」 こなた「ない!」 魔法使いくん「即答かい・・・。でも、それも無理だぜ。提出は明日の1時限目だから写してる時間はないと思うぞ。」 それを聞いたこなたはピタリと歩くのが止まった。魔法使いくんが振り返ると、そこにはなにやらごそごそと自分のかばんを漁っているこなたがいた。 魔法使いくん「こなた、もしかして英語の教科書置いてきたのか?」 こなた「英語に限らず全部置いてってるけどね。」 魔法使いくん「おいおい・・・。」 こなた「ごめん、一回教室に戻って取ってくる。」 そう言うとこなたは、来た道を戻り始めた。 悲劇はその時に起きた。 こなたが戻り始めた道の先の交差点はあまり見通しの良い所ではなかった。 それゆえにこなたは自分に近づいてくる車に気が付かなかった。 車の方もこなたに気が付いていないようだった。 車はスピードを緩めずこなたも交差点を飛び出す形となってしまった。 結果・・・ キーーーーー、ドン!! こなたは突き飛ばされてしまった。 しかし、痛みはほとんどなかった。 車に撥ねられたような感覚はなく、どちらといえば人に押し飛ばされたような感じであった。 こなた「あ・・・あれ?」 こなたは自分の置かれている状況がつかめずにいた。自分は車に轢かれたのではないのか、と考えていたが、そうではないのだとすぐに分かった。こなたは後ろを振り返った。 こなた「え?」 そこには先ほど走っていた車があった。そして、その先には、 こなた「そ、そん・・・」 こなたを車に突き飛ばされるのを助けた、ついさっきまで一緒に話していた魔法使いくんの姿があった。 こなた「いやぁぁぁあああぁああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」 黒い制服の一部を赤くして・・・。 ピーポーピーポーピーポー・・・ こなたと魔法使いくんを乗せた救急車が病院に向かって走っていた。魔法使いくんの体には脈を計るためにコードが付けられている。魔法使いくんはまだ、意識がなかった。 こなた「ねぇ、起きて・・・お願い、死なないで・・・」 救急隊員「患者を揺すらないでください、脳震盪を起こしている可能性があります。」 泣きながら魔法使いくんの揺すっているこなたを救急隊員が止めた。 魔法使いくん「う・・・あ・・・」 魔法使いくんが意識を取り戻したようだ。 こなた「あ!起きたの!!」 魔法使いくんはその声のする方、つまりこなたのに向かってゆったりと顔を向けた。 魔法使いくん「ひでぇ顔してんな、こなた。」 魔法使いくんはクスリと笑いながらそう言った。 こなた「え?」 魔法使いくん「すっげぇ泣き顔だぜ。」 魔法使いくんは弱々しい声になっていた。 こなた「だって、だって・・・」 こなたはその先何も言わなかった。否、言えなかった。それは、魔法使いくんがゆっくりと手を伸ばして、こなたの頬に触れたからである。そして、触れている手の人差し指で優しく涙を拭き取った。 魔法使いくん「笑え。」 こなた「え・・・?」 魔法使いくん「こなたに泣き顔なんか似合わない。」 こなた「・・・」 魔法使いくん「だから、笑ってくれ。こなたに一番似合ってるのは笑ってる顔だから。」 こなた「・・・うん!」 こなたは笑顔で答えた。さっきまで泣いていたのだからうまく笑えなかったが、それでも精一杯の笑顔を見せた。そして、頬に触れている魔法使いくんの手をそっと両手で掴みながら言った。 こなた「私、笑っているよ。だから、だから・・・」 魔法使いくん「こなた、俺少し寝るわ。」 こなた「え!?だ、だめだよ、寝ちゃ。もし寝ちゃったら・・・」 魔法使いくん「おやすみ、こな、た・・・」 魔法使いくんは再び意識を失った。こなたが掴んでいた手が滑り落ち、ベッドの下に落ちた。と、同時に脈を計っている機械から“ピー”という無情な音が響いた。 こなた「・・・うそ、だよね?ねぇ、ねぇ・・・う、わああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」 こなたの泣き声が救急車の中を支配したのであった。 こなた「それでねその後、」 つかさ「もういいよ、こなちゃん!!」 かがみ「こなた!!」 こなたの隣で話を聞いていたかがみとつかさはこなたに抱きついた。二人とも泣いているようだ。みゆきもハンカチを取り出して涙を拭っている。 つかさ「辛かったよね、こなちゃん。好きな人が目の前で死んじゃって。私だったらたぶん立ち直れないよ。」 こなた「あの、つかさ・・・」 かがみ「あんたはいつも楽しく笑ってるんだから、きっと天国の魔法使いって人も安心して見守ってるわよ。」 こなた「えと、かがみ・・・」 みゆき「私たちはその方の変わりにはなれません。しかし、泉さんのことを親友だと思っています。ですから、泉さんを悲しませるようなことはしません。私たちも泉さんには笑っていてもらいたいですから。」 こなた「み、みゆきさん?」 かがみ「そうよ、私たちはこなたを悲しませるようなことは絶対にしないわ!」 つかさ「そうだよ、こなちゃん!」 こなた「ああ・・・えっとぉ・・・」 つかさやみゆきだけでなく、いつもは突っ込みをいれるかがみまでもこなたの話しに感傷的になっていた。こなたはなにか言いたいようだが、言うタイミングを逃してしまっているようだった。 “しばらく連絡とってないけど、今何してんのかな” かがみ(あれ?) かがみは前にこなたがそんなことを言っていたのを思い出した。先ほどの話しの流れからいくとそのようなセリフはおかしいのではないか、と疑問を持ち始めた。 かがみ「ねぇ、こな」 ?????「あれ、こなたじゃねえか?」 不意に同学年くらいの男子がこなたに話しかけて来た。 ?????「やっぱりこなただ。ひさしぶりだな!」 こなた「あ、魔法使いくん!ひさしぶり。」 かがみ「・・・は?」 みゆき「・・・」 こなたのセリフに呆けているかがみとみゆき。つかさはなぜか怯えていた。 みゆき「つかささん、どうなされたのですか?」 我に返ったみゆきが様子のおかしいつかさに話しかけた。 つかさ「だ、だって、魔法使いくんって車に跳ねられて死んじゃった人でしょ?と、ということは、ゆ、ゆ、ゆうれぇぇぇぇぇ!?」 かがみ「違うわよ!ていうか、こなた、あんたさっきの話し、うそ!?言っていいうそと悪いうそがあるでしょ!なに考えてるのよあんたは!!」 こなた「ちょ、ちょっと待ってかがみ、落ち着いてよ。」 怒っているかがみをこなたはどうにか宥めようとした。かがみはうそを言ったことよりも人を勝手に死なせたことを怒っているようだった。ちなみに、「え?ゆうれいじゃないの?」「はい、違います、そもそもゆうれいというのは(中略)ということなのです。」「どんだけ~」という会話がつかさとみゆきの間で交わされていたが、ここでは割愛させてもらう。 魔法使いくん「えっと・・・」 話しについていけずに置いてきぼりを食らってしまっている魔法使いくん。 かがみ「あんたもなんか言ってやんなさい。こいつ、あんたのこと交通事故で勝手に死なせてるのよ。」 そんな魔法使いくんの様子に気づいたのか、それとも無意識か、かがみは魔法使いくんに話しを振った。 魔法使いくん「交通事故?もしかして4年前のことか?」 かがみ「え?え、えぇぇぇ?」 かがみは話しが分からずにこなたと魔法使いくんを交互に見ていた。 つかさ「や、やっぱり、ゆうれぇぇぇぇぇ!?」 こなた「つかさも落ち着いてよ。みんな話し、最後まで聞かないんだから。」 かがみ「ど、どういうことよ。」 こなた「この話しには続きがあってね、」 こなた「あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」 “バコッ!!” こなた「ふが!?」 突然、泣いているこなたの頭に衝撃が来て、間抜けな声を出してしまった。なにが起こったのか分からずにキョトンとしていると、魔法使いくんは上半身を起こした。 魔法使いくん「うるさいぞこなた、おやすみって言ったのが聞こえなかったのか!?あいててて・・・」 魔法使いくんは体を抑えて再びベッドに倒れ込んだ。 こなた「え?え?ええ??」 状況が掴めずこなたはオロオロしていた。 魔法使いくん「昨日はお前に付き合わされてずっとネトゲしてて寝みぃんだ。寝かせてくれ。」 こなた「え?いや、だって、いま、ピーって・・・」 救急隊員「すいません、抜けたコード付け直したいので少し退いていただけますか?」 こなた」「・・・はい?」 救急隊員が魔法使いくんの手に引っかかっているコードを機械に付け直すと、魔法使いくんの脈が正常であることを示し始めた。こなたはそれを引きつった顔で見ていた。 魔法使いくん「頼むからうるさいしないでくれよ、マジで寝むいから。」 魔法使いくんは欠伸をしながら言った。 “ブチッ!!” そんな音が聞こえてこなたの方を見ると、ものすごい顔でこちらを睨みつけていた。 魔法使いくん「こな・・・た?」 こなた「そっかそっか、寝たいのか。OK、OKぐっすり寝かしてあげるよ。」 こなたはこぶしをバキボキと鳴らしながら表情を変えずにそう言った。 魔法使いくん「こ、こなた?こなたさん??こなた様???」 こなた「おやすみ・・・」 そう言うとこなたはこぶしを振り落とした。 “ドスッ!!” 魔法使いくん「ぐえ!?」 救急隊員「あ・・・」 小さい頃合気道をしていて、運動神経も良いこなたのこぶしは強力だった。しかも、振り下ろした所は・・・ 魔法使いくん「こなた、どう、して・・・」 こなた「私を心配させたバツです!」 魔法使いくん「ぐ・・・、ガクッ、チ~ン・・・」 救急隊員「えっと・・・死因は“キン打撲”でいいでしょうか?」 こなた「はい、いいと思います。」 こなたはハンカチで手を拭きながら答えた。 こなたと魔法使いくんを乗せて走っている救急車のサイレンが、さみしく響いていたそうな。 かがみ「・・・」 つかさ「・・・」 みゆき「・・・」 魔法使いくん「・・・」 こなた「・・・あは。」 かがみ「あは、じゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 こなたはその場の雰囲気を変えようとかわいらしく言ってみたが、どうやら逆効果だったようだ。 かがみ「なんじゃそりゃ、どういうオチだ!どこの漫画ネタだそれは!!」 こなた「オチって・・・別にネタとかじゃなくて、全部本当の話しだよ、ねぇ?」 魔法使いくん「あ?ああ、全部本当の話しだが。」 こなた「ほらね。」 かがみ「なによそれ。隠すほどの話しでも思い出したくないほどの話しでもないじゃないの。」 こなた「隠してはなかったけど・・・思い出したくないことではあったけどね。」 かがみ「なんでよ。」 こなた「私のせいでさ、魔法使いくんけがさせちゃったわけだしさ。」 かがみ「あ・・・」 こなたは毒舌ではあるが、とても友達思いである。そんなこなたにとって、自分のせいでけがをさせてしまった、ということはあまり良い思い出ではないようだ。 魔法使いくん「気にすることないって。大したケガでもなかったし、跡が残ったわけでもないんだから。」 こなた「それは、そうなんだけど・・・」 こなたはうつむいてしまった。表情はよく見えないが暗くなっているように見える。 魔法使いくん「こなた・・・」 かがみ「こな、た?」 こなた「そうだよねぇ、気にする必要ないよねぇ。」 顔を上げたこなたはいつもの猫口に糸目でニヤニヤとしていた。 つかさ「わ、こなちゃん立ち直り早!!」 こなた「いつまでもうじうじしてちゃダメなのだよ、皆の衆。」 みゆき「それは、そうですが・・・」 こなた「むふふ。あ、そうだ、魔法使いくん。」 魔法使いくん「ん?」 こなた「君はちゃんと魔法の修行してるかね?」 魔法使いくん「するか!てか、どうやってするんだよ!!」 こなた「え~、してないの?“ファンファ○ファイン・ラン○ンレイン”とか。」 魔法使いくん「しません!しかもマイナーすぎだろ。」 こなた「じゃ、“魔法変身マー○・マジ・マ○ーロ”とかは?」 魔法使いくん「意外と古いぞ、それ!まぁ、俺は“ボ○ケンジャーVSマ○レンジャー”を見てみたかったがな。」 こなた「“メタモ○フォーゼ!!”」 魔法使いくん「猫ですか?蝶ですか?」 こなた「いえ、薔薇です。」 魔法使いくん「蝶と変わんないから!てか、魔法関係なくなってるし!!」 こなたと魔法使いくんのそんなやり取りをかがみとつかさは意味が分からないような感じで呆けていた。みゆきはニコニコしながらおもしろそうに聞いていたようだが。 つかさ「えっと・・・こなちゃんと魔法使いくんって仲良いね。今でも付き合ってたりするの?」 魔法使いくんがこなたへの突っ込みに疲れてゼェゼェいい始またところにつかさが話しかけてきた。 魔法使いくん「え?あぁ・・・それは」 こなた「いえ、もう別れました。」 つかさ「ほぇ?な、なんで?」 こなた「あんな紛らわしい寝方する人とは付き合ってられません。」 かがみ「なによそれ・・・」 こなた「ん~、まぁそういうもんだよ。あ、もうみんな飲み終わってるね。私捨ててくるよ。」 そう言うとこなたはかがみたちからコップを(ほぼ強引に)受け取り、自販機横のゴミ箱へ捨てにいった。 かがみ「無理しちゃって・・・。」 つかさ「え?」 みゆき「かがみさん?」 かがみ「わざと明るく振舞って心配させないようにしてさ、別れた理由だってたぶん違うんでしょ?」 かがみは魔法使いくんを横目で見ながら言った。 魔法使いくん「ああ、たぶん、負い目があるんだろうな。気にする必要もないのにさ。」 かがみ「こなたはあんなのだからね。」 魔法使いくん「そうだな。毒舌で、」 かがみ「人のことおちょくって、」 魔法使いくん「楽天的で、」 かがみ「セクハラまがいのことして、でも、」 魔法使いくん「元気で、」 かがみ「友達思いで、」 魔法使いくん「少し寂しがりなとこがあって、」 かがみ「ちょっと甘えん坊なところがある。それが、」 魔法使いくん「そう、それが、」 「「すごくかわいらしい。」」 かがみと魔法使いくんはクスリと笑った。ここまで同じ考えの人はめずらしいだろう。 かがみ「まぁ、振られちゃったのは残念だけどね。」 魔法使いくん「そうだな。でも、まだ諦めてないけどな。」 かがみ「え?」 魔法使いくん「いつかもう一度振り向かせてやるよ。こなたは俺の嫁だからな。」 魔法使いくんは親指を自分に向けて言った。その言葉にかがみはムッとした。 かがみ「残念だけど、それは無理ね。」 魔法使いくん「ん?なんでだ?」 かがみ「私がこなたの嫁だからよ。」 魔法使いくんは一瞬呆気にとられたが、すぐにその意味に気付いた。 魔法使いくん「なるほど、こなたがそう言ってわけだ。」 かがみ「ええ、そうよ。」 魔法使いくん「つまり、俺たちは一種のライバル、というわけだ。」 かがみ「そういうことね。」 二人はお互いの目を離さずにいた。表情こそ穏やかに見えるがその裏では一歩も譲ることのない戦いが繰り広げられているようだ。 つかさ「ゆ、ゆきちゃん、お姉ちゃんたち、どうしたんだろう?」 みゆき「さ、さぁ、よく、分かりませんね・・・。」 そんな二人をつかさとみゆきは半ばおびえるように見ていた。 こなた「お~い、みんな、そろそろ帰ろ。」 こなたがカップを捨てて戻ってきた。しかし、戻ってみると、かがみと魔法使いくんの様子がおかしいことに気が付いた。 こなた「どうしたの、かがみ?」 かがみ「なんでもないわよ、こなた。」 かがみはこなたの方を向いてそう答えた。だが、目はチラチラと魔法使いくんの方に向けられていた。 こなた「そう?それならいいんだけど・・・。」 こなたは少々納得できないようだった。 魔法使いくん「それじゃ俺、もう帰るわ。」 こなた「え?あ、そう。じゃあね。」 こなたは軽く手を振った。魔法使いくんも片手を軽くあげてそれに答え、そのまま後ろを向いて歩きだした。 かがみ「待ちなさい。」 魔法使いくんはその言葉に足をピタリと止めた。しかし、振り向くことはしなかった。 こなた「か、かがみ?」 つかさ「・・・」 みゆき「・・・」 つかさとみゆきは無言で見守っていた。 かがみ「私の名前は柊かがみ。あなたの名前も教えてもらえるかしら?」 魔法使いくんはクルリと振り返った。そこには不敵に笑うかがみがいた。魔法使いくんも相応の表情で返した。 魔法使いくん「宣戦布告、というわけだ。いいぜ、教えてやるよ。」 こなたをめぐる二人の戦いが静かに始まろうとしていた。 魔法使いくん「俺の名は・・・・・・ ~おわり~
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あなたの四騎姫教導譚 メインキャラクター 姫 コメント 日本一ソフトウェアより2018年3月8日に発売されたゲームソフト。PlayStation 4・PlayStation Vita・Nintendo Switchのマルチプラットフォーム。 メインキャラクター シュバルゴ:主人公 姫 オノノクス:【戦姫】リリアティ・アリックスアーン 両手斧を使用しているので ムウマージ:【魔女姫】ヴェロニカ ロズレイド:【薔薇姫】モノマリア・ユーダリア ボーマンダ:【竜姫】アルパナ・アルマ 二刀流型のドラゴンタイプといえば コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 テールナー:マグニカ ペルシアン:クリプタレナ -- (ユリス) 2019-10-12 15 16 08
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フェンネル:ミトラーさんを振り返って、今一度じっとミトラーさんを見やります。 どんな外見かなー、とか。 フェンネル:それにしても、ヘリオスでミトラーか。 ミトラー。卿も色々あるのであろうな…。 GM:ミトラーの外見をはっきり見たい人は、知覚を振ってください。 見るだけだとふつうです。 エルヴィカ:1D100 =66 Cthulhu (1D100 =66) → 21 → 成功 グラツィア:1D100 =75 知覚能力(ミトラーさんまじまじ) Cthulhu (1D100 =75) → 69 → 成功 フェンネル:1d100 =75 知覚 Cthulhu (1D100 =75) → 23 → 成功 ミトラー:……そんなに変わった外観はしていないと思うが、見て楽しいか? GM:よく見ると、ミトラーさんの左腕は「義手」のようです。でも、問題なく動かしています。 黒髪に、茶色とはちみつ色の混ざったような目の色。 体格は男性的、長身です。 シャノン:(ミトラーさんへ)私はシャノンといいます。ミトラーさんでよろしいですか? ミトラー:お前はシャノンか。よろしくな。(微笑んで頭をなでなで)(背高いから同じくらい) GMからグラツィアへ内緒話:この「なでなで」、見覚えが! グラツィア:(シャノンさんをじっと見る) シャノン:(戸惑いつつ、頷きます。気恥ずかしいです、これも) グラツィア:あなたは騎士…なのですか? ミトラー:(イアに)一時的にな。正確には騎士位を期間限定で得た。 グラツィア:騎士位を期間限定で…? シャノン:(ミトラーさんのお話に不思議そうにしています) フェンネル:余はフェルだ。よろしく頼む、ミトラー卿。(一礼をして) ミトラー:(フェルに)あんたをこんな風に…仲間のように扱うのは気が引ける。 だが、俺はあんたを命を賭して守る。 フェンネル:構わない。卿はすでにわれわれの仲間なのだ。 時には、余の方こそ、卿を護ることもあるやもしれぬ。 何やら卿も、色々ありそうだからな。 しかし、深くは触れまい。 それが我々に危害を加えないことなのならば。(一瞬イアさんをちらっと心配そうに見やりつつ) フェンネル:1d100 =37 伝承知識 Cthulhu (1D100 =37) → 8 → 成功 GM:そうですねえフェルさん。ええ、どっちもアレですねえ。 ミトラー:そこの女戦士さん。俺は少なくとも敵じゃない。警戒はやめてくれ。 マユラ:ばれたっ(苦笑) あたしはマユラ。愛称はユラよ。 ミトラー:俺は「メルリース」に、この中で一番関わってる存在だ。 グラツィア:…え? エルヴィカ:貴方は、メルリースが何かご存知なの? ミトラー:何かはわからない。 エルヴィカ:ではどう関わられたと? シャノン:(ミトラーさんの話し聞いています) ミトラー:どうやら俺は「一度死んだ」らしい。 そのおかげで、生き返る前の記憶のほとんどが抜け落ちている。 俺は、「メルリース」によって蘇った。 エルヴィカ:! グラツィア:……。 フェンネル:(興味深そうに話を聞いている) シャノン:(心:死の呪いと、死んだものを生き返らすか…) ミトラー:『イリスリードに赴け。これまでの己を、罪も含めすべてを、国王に語れ』 そう、こいつが…義手が俺に語って、いろいろあって今に至る。 エルヴィカ:(中:アルティアス人に見えます?) GM:アルティアス人には見えませんが、そうであっても、まあおかしくはない色彩です。 エルヴィカ:(心:イリスリードに赴けということはアルティアスから来たということ?) (ちらりとマユラさんの方を見る) マユラ:(警戒をあまり解いてはいない) グラツィア:……。 シャノン:義手が話すのですか? ミトラー:ああ。義手はどうやら、古代王国時代のメカニズムで作られたモノらしくてな。 つまりはメルリースの置き土産だ。俺はたぶん隻腕だったんだろう。 シャノン:置き土産ですか。随分技術があったのですね フェンネル:ミトラーという名前は、卿が自身で名乗っているのか? 死ぬ前の記憶は、名前も含めて何もないのか? ああいや、無理に聞こうとは思わぬ。 ミトラー:名前はさっぱり覚えていない。だからこいつは偽名だ。 なんというか…あるものにちなんだ名前にこだわりたかった「俺」がいるらしいな。 グラツィア:……。 フェンネル:あるもの……(確信はしたが口には出さなかった) 卿はメルリースを見たのか?? ミトラー:目で見てはいない。だが、確実に自分が死んだという、すさまじい恐怖と苦痛の記憶は刻まれている。 それをなぜか復活させたのは「メルリース」と、義手が訴えてくる グラツィア:(一歩後ろに下がる) ミトラー:(イアを見て)…? ミトラー:俺が覚えているのは、趣味嗜好や、たまに起こるフラッシュバック程度だな。…だが。 「メルリース」に問いただせば、俺というゾンビの正体と意味と、記憶を戻すくらいはできるだろう。 シャノン:(中:触れたら生きている人と同じですか?それとも死者のぬくもりですか) GM:触れてください、シャノンさん。 シャノン:(中:ええ、恥かしいですね) エルヴィカ:グラツィアさんの様子が普段と違うのは分かりますか? GM:見りゃわかります、おかしいっすねw エルヴィカ:(イアさんにそっと)どうなさったの? グラツィア:(エルさんへ)いえ…大丈夫…です シャノン:(グラツィアさんへ)大丈夫ですか(小声) グラツィア:(シャノンさんへ)はい…すみません…。 エルヴィカ:具合が悪いなら、少しかけてお茶でも飲まれるといいわ。 グラツィア:(エルさんへ)具合が悪い訳ではないのですが…。 GMからグラツィアへ内緒話:ちなみに、別れた頃と同じ年齢に見える。 フェンネル:失礼、卿に触れても構わぬか…?? ミトラー:ああ。左は義手だぞ。 フェンネル:義手にも触れてみたいのだ。失礼する。 (と言って、左手と右手にそれぞれふれ、観察します。手の様子から前職など推理出来そうですか??) GM:右は肉感があります。体温もあります。 左は、こう、オートメーション系義手みたいなかたちで固いですが、すごくなめらかに動かしてます。 さすがに手から仕事までは読み取れません。 フェンネル:剣を握るときの剣だこみたいなのはない感じですか?? 傷が沢山あるとか。。) GM からフェンネルへ内緒話:隠密っぽい手。情報屋としても裏側の人間だったのでは? ミトラー:(イアを見て)ええと。 グランだったか? グラツィア:!! はいっ! ミトラー:(イアに)俺に何か、気になることがあるのか? …!? なんだその引っ繰り返った声は。 シャノン:(心:そういえばさっきも…その名前で呼ばれるのが嫌だとか) エルヴィカ:(イアさんに)何か気になることでも? グラツィア:(エルさんへ)私の知り合いです。 シャノン:(グラツィアさんへ)そうなのですか?お茶入れますか? グラツィア:(ミトラーさんへ)気になる…いえ、特には…。 フェンネル:(気遣うように)グラツィア、だいじょうぶか??(そっと近寄って小声で気遣うように) グラツィア:(フェルさんへ)はい、ありがとうございます。 ご心配をおかけしてすみません…。 フェンネル:いや、心配ならばいくらでもかけてくれ。 ミトラー:(イアに)まさかと思うが、グランは俺の「生前」を知っているのか? グラツィア:1D100 =70 器用度(動揺を隠したい) Cthulhu (1D100 =70) → 52 → 成功 GM:なんとか冷静を保っているように見えるグラツィアさん。 グラツィア:(ミトラーさんへ)はい、たぶん。私はあなたの生前を知っています グラツィア:(エルさんへ)彼の生前を知っています。どうして彼が死んだのかも…。 エルヴィカ:!知り合いだったの。 グラツィア:(エルさんへ)はい。 エルヴィカ:(小声で)あまり良くないお知り合いかしら。無理なさらないでね。 ミトラー:………。 GM:シークレットダイス(ミトラーが自らの記憶をたどる。成功。いくつかの場面、物事、ワード、存在などの記憶が蘇った) ミトラー:気を取り直してだ。 フェル。あんたはこの先を知ってるんだろう。行くなら行くぞ。 「メルリース」はとにかくせっかちらしいからな。 フェンネル:それがいいだろうな。 グラツィア、だいじょうぶか?(気遣いつつ) フォロン、神殿の前まで案内してくれぬか? ほかの皆も大丈夫であろうか?? シャノン:(頷きます) グラツィア:(フェルさんへ)はい、大丈夫です。 エルヴィカ:フェルさんに)では荷物をまとめるわ。 (グラツィアさんに白湯の残りを渡して片付けに入ります) グラツィア:(エルさんへ小声で)良くないという訳ではないのですが、どうして彼がここにいるのか、ちょっと理解が…。 エルヴィカ:(イアさんに)また気が向いたら話して? ミトラーからグラツィアに内緒話:(グラツィアに、周囲に見えないように手を差し出す) グラツィアからミトラーに内緒話:(周囲に見えないように手を握る) ミトラーからグラツィアに内緒話:(グラツィアの手に、なにかを握らせる。「いちごのチョコレート」だった) グラツィアからミトラーに内緒話:!!(チョコを受け取る) グラツィア:(エルさんから白湯を受け取って、手の中の物を口に入れて、白湯を飲む) ミトラーからグラツィアに内緒話:(小声で)……そいつを受け取ったってことは、お前…なんだな。あとで、少し話したい。 グラツィアからミトラーに内緒話:(頷くだけ) フォロン:はい。では、テレポートしますわ。歩くと人間の足では遠いので。 でも、着地は気をつけてくださいませ。 フェンネルからミトラーに内緒話:さっきの話だが、卿はフォロンの真の姿が判るのか?? ミトラーからフェンネルに内緒話:(小声で)でけえムカデ。銀の。 フェンネルからミトラーに内緒話:(驚いて)その通りだ。なぜそれが判る?? ミトラーからフェンネルに内緒話:(小声で)右目は義眼なんだよ。 フェンネルからミトラーに内緒話:そうなのか……(少し驚き右目を見やって) 聞いてばかりで悪いが、それもメルリースの?? ミトラーからフェンネルに内緒話:(小声で)そういうことだ。 つまり俺は、メルリースに作られたフランケンシュタインってところだな。 フォロン:準備はよろしいですか?(にこー) フェンネル:(ミトラーさんの囁き話を聞いて)卿は自身をフランケンシュタインだというが…、余は卿が生きていると思う。 卿を知っている者もいるのだ。 二度死ぬのはもう少し後でもよいのではないか? 或いは、生き返ってきたことに、何か意味があるのだろう……。(慎重に言葉を選びながらミトラーさんに) ミトラー:もちろん、「一度目の死」を知っている者にとって、「二度目の死」ほど恐ろしいものはない。 喜んでまた死のうなんざ、かけらも思いはしないな。 そして、生き返ったことに意味はあるだろうし、その意味を為すために俺は「勅命」で動いている。 フェンネル:確かにそうであろうな。……勅命で?? つまり……(その言葉の意味を察して、言葉に詰まる) ミトラー:あんたは今、とある権利を失っているが、権利を現在持っている存在が、「名もなき相手に、想像を超えたことが起きそう」なら、少しはズルもしたくなるんだろう。 フェンネル:……そうか、(それ以上に出る言葉がないのか、何といっていいのか、ただそれだけ言って、思わず礼をしそうになる) ミトラー:おいおい。立場は「同格」だと思うが? フェンネル:正直、余は卿を少し疑っていた。しかし、思ううのだ。 余は卿を信じている。卿が信じる信ずまいとな。 感謝する、ミトラー(ちょっと微笑んで) ミトラー:ははは、信じるのは早すぎだ。 俺は「俺自身すら信じられない」というのに。 素直はいいが、「権利が戻った時」、疑うことを知らないと、あんたは周囲に食いものにされるぞ?(笑) フェンネル:そうだな、立場は同格だ。 これから余たちは重大な場所に行くことになるだろう。 それこそ想像できぬことがあるやもしれない。 だから、不安はできる限り少なくしておくに越したことはない。 ミトラー:ああ。その場所にあんたたちがつくまで、つまり、俺が知る情報範囲であんたたちに追いつけるかは賭けだった。 フェンネル:だからこそだ、ミトラー。 卿が、グラツィアが、仲間が少し動揺しているときだからこそなのだ。 ミトラー:………。(少し時が止まったような顔で)グラツィア…か。 フェンネル:卿が卿を信じられないからこそ、余は卿を信じるのだ。卿の分までな。 ミトラー:ありがとう。その純粋な思いは、俺も素直に受け取ろう。 フェンネル:(小声で)グラツィアに何か心当たりがあるのか?? ミトラー:…………。 心当たりがあったとしたら、出会い頭にそういう反応をするのが普通じゃないか? フェンネル:……心当たりがないのが、卿は逆に苦しいのか……? 余にはそう見える。 ミトラー:「一度目の死」で、俺は多くのものを失ったらしい。 その上、「何を失ったか」さえ忘れているときた。 ミトラー:(小声で)向こうは「生前の俺」を知っている。 …少し想像してくれ。それが、そこそこの恐怖だってことをな。 あいつの思い出に俺はどう残っているのか。 悪いものかいいものか。そして今何を感じているか。 …でも、俺は「記憶がないがゆえに別人でしかない」。 悪いものだったとしても謝るための記憶は無し、いいものだったとしてもそれを感じる記憶は無しだ。 フェンネル:(小声で)想像はできる。 例えば、今の卿は信頼できるが、生前の卿はとんでもない大悪人かもしれない。 人殺しかもしれない。 誰かに、グラツィアにひどいことをしたのかもしれない…。 それは、その目は、他者の記憶の自分というのは、恐ろしい物だ…。 ミトラー:ということで、俺は、どうすればいいか困惑気味というのが正直なところだよ。 フェンネル:グラツィアにとって、卿は大切な存在に見える。特別な。 しかし、それに応えられない。 いずれにせよ、辛いな。(頷いて) ミトラー:大切、か。そこは本人確認がいるな。 実はそうでもないかもしれない、親の敵とかだったりしてな(苦笑) フェンネル:過去は、人間の歴史だ。積み重ねだ。過去があるから今がある。 しかし、少なくとも今は、今の卿と、我々と、グラツィアの関係を構築していけばいいと余は思うが。済 まぬな、何倍も年上の卿に垂れる言葉でもないが。(微苦笑) ミトラー:「蘇り」から換算すれば、俺はお前よりかなり年下という見方もできるぜ?(笑) フェンネル:ならば余の弟にでもなってくれるか(おかしそうに) ミトラー:さて。前もはっきり言ったが、俺はどうやら「メルリース」に死から戻され、「メルリース」によって生かされているらしい。 フェンネル:メルリースとの紐帯が切れれば、その言い方だと卿も無事ではあるまいな。(苦笑して) 卿が「蘇った」のは何時の事だ? ミトラー:俺は、蘇った時の記憶すらもあやふやだ。…まあ当然だな。 だが、「死した直後の歴」を覚えていた。 というか、死の原因になった事象が起こった時の歴だな。 フェンネル:(興味深そうに片方の眉をあげて先を促して) ミトラー:俺は、「5年後にすっ飛んだ」ような感覚で今を生きている。 フェンネル:という事は、五年前の事なのだな……。 ミトラー:………「拷問死」ってヤツは、数ある死の中でも最低のトップクラスじゃねえかと思うぜ(苦笑) グラツィア:(口を手で覆います) フェンネル:(中:ダリアス父上が探索の旅に出ていたころが何年前だったか、フェンネルの知識で推測出来たりしますか??) GM:ダリアス王はもっと前ですよ。 王になる前ですからね。少なくとも子どもはいない頃です。 フェンネル:「拷問死……!」(予想せぬ言葉に思わず語調が強くなり) そんな、人倫にも悖る殺し方だ…。(ショックのあまり、うまく言葉もでずに) 卿は、何を……。いや、済まぬ……。(かなり動揺している様子だ) ミトラー:そうだな、よほどのことをやったんだろう。 だが、イリスリード王家じゃないから安心してくれ。 あの陛下は、そんなことをやってる部下がいたら跳び蹴りしそうだぜ(笑) フェンネル:……そうなのか?? ならばもっと性質が悪い。 卿は卿を人間と認めない者に殺されたのだ。死んでも死に切れぬ。 少なくとも余だったらな…。 ミトラー:イリスでないとしたら、対立側じゃねえかと推測はしてるが、それも確証はなしだ。 だがな、記憶がなくていいこともある。誰が俺を殺したかは知らないが、恨み辛みも感じない。 フェンネル:卿は、記憶にある最期、何を想いながら死んだ? 何を願った? いや、辛いことを思い出させるなら、答えなくてもよい。少し、引っかかったのだ。 ミトラー:………。 ミトラー:思い出す、か。意識が戻ってからばたばたして、そういうことをゆっくりはしていなかったな。 ミトラー:…………左手……。 フェンネル:左手??(思わずそちらを見やった) グラツィア:(片手で口を覆ったまま、もう片手でペンダントを握りしめます) ミトラー:今、義手だが、俺の意識がある時はまだ腕があった。 それを見ていた…? 見ていた、のか……? うすぼんやり、視界の中にあった自分の左手…。 なんだったんだ? 何故俺は、死にかけながら左手を……。 フェンネル:…………。何かを、守ろうとしていた… ミトラー:守る、とは違うな。 全身拘束状態の拷問椅子だ。動かせても指先だけだ。 ああ、ちょっと思い出した。 …なるほどな、死んだから忘れたこともあれば、ショックで飛んだこともある。 ならばこうやって、連鎖で思い出せる…? フェンネル:(想像して想像しすぎて言葉に詰まった)左手に、何かをしていた?? 指輪や、そういったものを。考えにくいことではあるが…。(呟いて見送る) ミトラー:………ちょっと外す。すまん。(小走りで洞窟の外へ) グラツィア:(後を追いかけます) ミトラー:(しばらく戻ってこないが気配は近くにある) フェンネル:(その間に、お湯を沸いていたので紅茶を入れておきます。外は寒いだろうから、戻ってきたときに差し出せるように) マユラ:フェル。ちょいちょい。 フェンネル:どうした??(マユラさんに) マユラ:なんかごめん。あのカレがいる前でどーんとは言えなくてさ。 フェンネル:やはり余は、まずいことを聞いたか…。 マユラ:「拷問椅子」はアルティアスが最悪なの作ってる。知ってるわ。 フェンネル:うん??(マユラさんに近寄って) アルティアスは三度呪われて滅びろ! いや、済まぬ、口が悪かった…。 マユラ:あっはははは!!同感!!(フェルの頭をぐしゃぐしゃ撫でる) あたしは6つの時からそう思ってるわよ!! マユラ:「椅子に座る罪人」は、限られてる。 フェンネル:どういう罪人だ?? マユラ:椅子に座らされるのは、やつらにとって、「情報を吐かせたい存在」なの。 拷問と言っても死を目的にしたものではなく、口を割らせるために使う。 フェンネル:情報を吐かせたい…。 つまり、何かを隠していたのか、ミトラーは。 マユラ:隠していたか、何か知っちゃったか、まあ、とにかく、死なせない拷問をする時に使うのよ。 それは…死より、苦しいと思う…。 意識が飛んだら情報吐けないでしょ。だから、さ。 フェンネル:(頭ぐしゃぐしゃされてなぜか泣きそうになりながら笑って)アルティアス、人を人と思わぬ所業は、決して許されるものではない。 自分たちだけの正当性など、摂理にも反するものだ…。(心底嫌悪している様子で) フェンネル:しかし、ミトラーは死んだ…。なぜだ? 情報を吐いたから用済みにでもなったのか、それとも、逆か…。(考え込むように) マユラ:そうね。限界まで言わずに体がもたなかったか、言って楽になったか。 どっちにしろ、座った時点で、生きては立ち上がれない椅子と有名だから。 フェンネル:死よりもつらい拷問など……。そんなものは……。 ミトラーは今、外で泣いているのであろうか。それとも泣けぬのであろうか。(ぽろぽろと泪を流しながら) なぜ、なぜこんなに、悲しいのであろう、誰のための涙であろう…。(顔を覆って泣いた)(中:箱入りの王子には辛いですよね。。泣くと思う。。) マユラ:(フェルに)ああ、よしよし。あんたはホント、優しすぎる子ね。 あと、ある意味心配ない。義手ゾンビさんは外で嘔吐中。 GM:そういうことをイリスがまったくしていないという訳ではないですが、それでもぎりぎり人権は守ってると思います。 フェンネル:済まぬ、この涙の数の三倍の分だけ、人民にとって善き統治をできる者となろう…。(誓うように囁いた) フェンネル:(中;ダリアス陛下なら冷静に適度に甚振って必要ならば拷問もしそうです。部下がやる感じで。。) ミトラー:(雪の中でうずくまり、激しく嘔吐している) ぐっ、げほ、げほっ…! はあ…。思い出すモノによっちゃ、ダメージはきついな… グラツィア:(近づいてそっと背中をさする)…大丈夫ですか? ミトラー:…? グランか。 グラツィア:はい。 ミトラー:みっともないとこ見せたな。 グラツィア:いえ、大丈夫です。 ミトラー:ちゃんと埋めとくさ。 グラツィア:手伝います。 ミトラー:いやいやいや(笑) 綺麗なお前に、汚れることは似合わねえよ。 グラツィア:いえ、大丈夫です。(軽く髪を後ろで束ねる) ミトラー:強情だな!? グラツィア:強情ですか? ミトラー:いや待てって!このへんの雪かけて踏んでおいたらすむだろ? 俺がやるって言ってるのに。 グラツィア:では、そうしましょう(雪を上からかぶせる) ミトラー:やっぱりやるのかよ!(笑) ミトラー:…グラン。 グラツィア:はい。 ミトラー:お前は、俺を知ってるよな? グラツィア:それは、どの『あなた』ですか? ミトラー:生前だ。…名を呼んだな。 ええと、何だったか。今名乗ってる名じゃないやつを。 グラツィア:はい。『ヘリオス』…。 (くるりと背を向ける) ミトラー:……しっくりくる名前だ。 でも、そいつはたぶん、今と同様に偽名だ。 グラツィア:そうなのですか? ミトラー:ああ。ヘリオスとは、太陽神の名前。ま、格好つけて名乗っていたんだろう …「ミトラー」もな。 覚えていなくても、同じ意味の名を名乗ろうとしたようだ。 グラツィア:いえ、あなたは間違いなく太陽でした。 ミトラー:昔…太陽だったか。 グラツィア:(肩を震わせる) ミトラー:グラン。悪かった。(頭を撫でる) グラツィア:いえ…。 ミトラー:俺は、五年も前に、お前を残して死んだんだな…。 グラツィア:5年前…。 ミトラー:置いていって…ごめんな。 帰るつもりだった…。…きっと、「生前の俺」は。 グラツィア:(うつむいて泣いている) ミトラー:「いちごのチョコレート」が何の意味があるか、俺にはさっぱり解らなかった。 だからお前に試した。 お前は…俺を、待っていたんだな…。 グラツィア:待って…いたのでしょうか…。 ミトラー:さあ。俺は、五年がワープしてる。 死から今が一瞬なんだ。お前の気持ちを汲んでもやれない。 ミトラー:泣くな。綺麗な顔なのに。 …笑え。星みたいに綺麗なお前。 グラツィア:(手で涙をぬぐって)はい。 ミトラー:過去はほとんど思い出せないが…。 それはそれとして、「新しいことを見つけていく」ことは、きっと出来ると思うぜ? 俺も、お前も。 グラツィア:5年帰らぬ人を思うのと、先日死んだあなたの苦しみと…。 それはきっとあなたの方が苦しい…。 過去が思い出せないのであれば、あなたは私とは無関係でも良いのです。 ミトラー:比べる基準が違うさ。 無関係か。お前がそれでいいなら、俺も深入りはしないが…。 だいたい、たとえ恋人だったとしても、五年も放置してりゃ自然消滅だろう(笑) グラツィア:私とあなたがともにいたのはたった2週間…。 ミトラー:二週間?たったの? グラツィア:はい。 ミトラー:そんな相手、なんでお前、今も覚えてるんだ? グラツィア:(ぽろぽろと涙が落ちる) ミトラー:…ああ。もう。 グラツィア:(涙で潤んだ瞳でミトラーを見つめる) ミトラー:(イアの涙をぬぐう)町に下りたら、甘い香りの茶をいれてやるから。泣くなって。 グラツィア:私には、かけがえのない2週間でした…。 ミトラー:……。 ミトラー:約束をしなかったか?俺は。 グラツィア:しました。 ミトラー:左手に関すること。たとえば指輪だ。 グラツィア:いいえ。 ミトラー:命が燃え尽きる瞬間俺は左手を見ていた。 なにかに、謝っていた…気がする…。 グラツィア:(目を見開く。涙がこぼれる) ミトラー:悪い。 お前と俺とは無関係だったな! グラツィア:え…。 ミトラー:…先に戻る。あと。 今後俺は「ヘリオス」と名乗る。名前がコロコロ変わって悪いな! いつか、お前の太陽に戻れたら、いろいろ聞かせてくれ。(微笑む) グラツィア:ヘリオス! あなたは左手に2つ私に関する物を持っていました。 1つは『イチゴのチョコレート』。 もう1つは『私の髪』。 ヘリオス:髪!? というか、あの状態で、どっちも手に持てたとは思えないが…。 グラツィア:髪は指にくくっていました。 私とあなたが最後に会った夜、あなたが欲しいと言ったので、1本差し上げました。 ヘリオス:左手の指に…か…? グラツィア:はい。 ヘリオス:(イアをぎゅっと抱きしめる) グラツィア:……! ヘリオス:迎えにいけなくて、ごめん。 五年も経って、しかも、忘れていて、ごめん。 うっすらとしか思い出せないが…。 あのときお前に言った言葉は、嘘じゃなかった。 グラツィア:はい。 ヘリオス:(離れて洞窟へ走って行った) グラツィア:(その後ろ姿を見ながら) グラツィア:私はメルリースを倒せるのでしょうか…。 倒したら彼もいなくなるのですよね…(短剣を触る) グラツィアの剣:短剣は、思いやるように静かに、ただ黙っています グラツィア:左手…置いておけば良かった…。 GM:どうやって!!!(笑) ながれ:ふふふ…。 GM:ヤンこわい フェンネル:(中;イアさんの新たな一面∑) フェンネル:(マユラさんにむぎゅっとされて涙していたが、ミトラーさんが戻ってきて涙をぬぐった。そうして、なんてことはない顔で安堵した多様に笑ったが、涙のあとは隠せたのか……) ミトラー、無事だったか? 寒かったのではないか? 茶をいれていたのだ。温まるといい。 ヘリオス:気を遣わせたな。 ああ、ちょっとリバースしてた。 椅子に座っていた時、やたら胸が悪くなる薬を飲まされたり注射されたりした感覚がのぼってきてな。 フェンネル:気にすることはない、お互い様だからな(無理にでも少しでもにこりと笑って) ヘリオス:もう落ちついた。 あと、グランが俺の生前の名を知っていた。 今後、生前の名の「ヘリオス」で呼んでもらっていいか? 俺も記憶を取り戻したくない訳じゃない。 きっかけになりそうだろ。音声で呼ばれる行為は。 グラツィア:(少し遅れてから戻る) フェンネル:勿論だ、構わない。 名前とは、どの面を大事に出していきたいかというものだ。 卿の気持ちに何か変化があったのなら、喜ばしい。 これからもよろしく頼む、ヘリオス。(今度は心からにこりと笑った) グラツィア:(ヘリオスから離れた位置にいる) ヘリオス:ありがとうな、フェル。 あんたを正しい名で呼べる日が、早く来ることを願うぜ。 フェンネル:ああ、その時を、余も楽しみにしている。(しっかりとうなずいて) マユラ:ミトラーだったのがヘリオス? でもって義手でゾンビね。うん。覆面も追加した方がいいかな。 フェンネル:卿はこの旅の後、余の正しい名前を呼ぶ最初の騎士になるだろう。そんな気がする。 ヘリオス:はは、残念だが、俺の本来の職業は情報屋だ。 今は、お馬さんと短剣を受け取るために仮の騎士位を得ているだけだ。 フェンネル:それでもだ、ヘリオス(つられて笑った) ヘリオス:んじゃ、またあんたが騎士位を授けてくれ。 ただし俺は剣も使えなければ馬にも乗れないがな(笑) マユラ:イア、どしたの? グラツィア:え? マユラ:え、じゃなくて。 グラツィア:はい。 マユラ:はいでもなくて!魂どっか置いてきたの!? 今からメルリース探索よ!? グラツィア:はい。 マユラ:だめだこりゃ。魂飛んでるわー。 ヘリオス:(ちらっとイアを見る) グラツィア:(横目でヘリオスを見る) ヘリオス:(少しだけ微笑む) グラツィア:(優しく微笑む) フェンネル:グラツィア、なんだかうれしそうだな。 卿のそのような顔が視れて、嬉しく思う。(目を細めて自分も嬉しそうに笑い) グラツィア:いえ、嬉しくはございません。 嬉しそうでしたでしょうか? マユラ:Σ(◎△◎;)!! ハートが飛んだ!! 見えないハートが飛んであたしにあっちいけと命じてる!! フェンネル:男には男にしかわからぬ世界があるのやもしれぬな、マユラ?(思わず声をあげて笑った) グラツィア:ユラ様? ヘリオス:嬉しい、じゃないだろう。 どっちかというと、俺は、グランに「嘘付き野郎」とでも思われてるさ(笑) グラツィア:(すごく嬉しそうに)そうですね。 マユラ:グラン?…誰?あ、グラツィアでグラン! なんでイアじゃないの? ヘリオス:…?あれ?おかしいな。最初にそう名乗られたと思うんだが。 グラツィア:はい、そう名乗りました マユラ:名乗ってない-!イアって呼べって言った-!!>< グラツィア:ユラ様、私はヘリオス以外に『グラン』と呼ばれたくなかったので『イア』と名乗ったのです…。 マユラ:あ。そっか。(赤くなった) ごめん、そっか、うわー、感動の再会だったんだ、ごめん…(赤くなってぷしゅー) グラツィア:ユラ様?なぜ謝るのですか? フェンネル:ああ、ほら、やはり。これを嬉しいと言わずに何というのか。 でなければ、幸せであろうか? グラツィア、卿の幸せと喜びは、ヘリオスと共にあるのだな。 グラツィア:(フェンネルさんを見て)まだ、共にあること、と決まった訳ではありません。 たまたまお互いの道が再び交わっただけでございます。 マユラ:(小声で)こいびと…こいびとかあ。 男同士は戦場でよくいたけど、精神愛少なかったし、なんかこう、なにあのトキメキ的な…。 こいびとどうし…(ぷしゅー) グラツィア:ユラ様っ! こいびと…ではないと思います。 マユラ:(イアに)なななななななななんでもないのよーーーーう?(真っ赤) グラツィア:(ぷしゅー) マユラ:(イアに)いいの!あたしには遠慮しないで! 何があっても見ないし邪魔しないからーーー!! (マントを被って丸くなった) GM:ユラは恋愛に免疫がない(ただし耳年増)なので、異常に照れます。 フェンネル:マユラ、ああ、もう。(そういってマユラさんの方に行ってマユラさんを慰める) グラツィア:遠慮は致しませんが…。 ヘリオス:なんだこの騒ぎは(笑) フェンネル:そうか、幸せの形は様々だ。 どうか、卿らの思う、幸せの道が続くとよいな。 グラツィア:フェル様、ありがとうございます。 グラツィア:ヘリオス、ユラ様が私とヘリオスが恋人だと勘違いされていて…。 ヘリオス:勘違いか。 …(とても小声で)今から口説いて間に合うものかな? グラツィア:え…(真っ赤)
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あなた 詳細にはネタバレを含む概要が書かれている場合があります スレタイ キャラクター 詳細 備考 日付 歩夢「ねぇ、覚えてる?」 あなた「>>2」 歩夢 詳細 短編・安価 20191003 身長185センチ握力100キロ筋肉ムキムキ格闘技有段者あなた「おはよう歩夢ちゃん」 あなた・虹ヶ咲 詳細 短編・コメディ 20191003 歩夢「ね、ねぇ覚えてる?年長さんの遠足で、私がお弁当を忘れちゃった時あなたが──」 あなた「はいブッブーちがいまーす」 あなた・歩夢 詳細 短編・ホラー 20191104 あなかなSS 彼方・あなた 他 詳細 ほのぼの・あなかな 20200114 栞子「同好会は廃部にします」あなた「そんな!」 あなた・栞子 他 詳細 R-18・ふたなり・あなしお 20200129 あなた「りなあいの間に挟まりたいなぁ~」 あなた・璃奈・愛 他 詳細 あなハー・ドロドロ 20200206 あなた「今年はチョコたくさん貰っちゃった♪当分は困らないし要らないね」歩夢「そ、そうだね…」 あなた・歩夢 詳細 短編・あななゆ 20200214 あなた「歩夢ちゃんへのバレンタイン」 あなた・歩夢・彼方 詳細 あなぽむ 20200219 深夜で誰も見てないだろうからあなしおSS書いていく あなた・栞子 詳細 短編・あなしお 20200312 エマ「わたしのこと、ずっと見ていて」 あなた・エマ 詳細 短編・あなエマ 20200324 あなた「エイプリルプールで歩夢ちゃんに壁ドン告白してみよっと♪」 あなた・しずく・歩夢・栞子 詳細 短編・あなハー 20200401 あなた「部室の壁に身体が挟まっちゃった」 あなた・歩夢・エマ 詳細 短編・コメディ 20200412 【SS】制服吸いのあなたちゃん あなた・虹ヶ咲 詳細 コメディ 20200415 あなた「天使と悪魔とエトセトラ」 あなた・虹ヶ咲・栞子 詳細 コメディ 20200428 あなた「もう限界だ!エマさんに告白する!!」 あなた・エマ 他 詳細 あなエマ・シリアス 20200504 あなた「クソザコの汚名を返上しよう!」かすみ「おーっ!」 あなた・かすみ・虹ヶ咲 詳細 短編・コメディ 20200505 歩夢「あの子が頭を打って気を失った!??」 あなた・虹ヶ咲 詳細 短編・コメディ 20200505 あなた「寝違えちゃった…」歩夢「今日は私がサポートするね!」 あなた・歩夢・虹ヶ咲 詳細 ほのぼの・あなぽむ・あなハー 20200508 あなた「栞子ちゃんのショートカットが見たい」 あなた・歩夢・栞子 詳細 短編・コメディ・あなぽむ・あなしお・画像有 20200512 あなた「みんながどんな風に握手会をやってるか知りたい?」 あなた・虹ヶ咲 詳細 コメディ 20200523 あなた(5cm)「彼方さん助けて!」彼方「おやおや」 あなた・虹ヶ咲 詳細 コメディ・カオス 20200606 あなた「疲れ目肩凝り腰痛に」A・ZU・NA「察知しましたSOS!」 あなた・A・ZU・NA 他 詳細 短編・ほのぼの 20200608 あなた「歩夢ちゃんからもらったクソゲーをやってみよう!」 あなた・歩夢 詳細 短編・コメディ 20200616 あなた「初めまして(威圧)」 あなた・エマ・マイ 他 詳細 あなエマ・コメディ・シリアス 20200716 あなた「留学から帰ってきたら居場所がなくなってた……」 あなた・侑・虹ヶ咲・栞子 詳細 ミステリ・サスペンス 20200808 氷せつ菜「マネージャー、コーラ買ってきて下さい」 侑「はい、部長……」 あなた・かすみ・せつ菜 他 詳細 短編・あなかす・あなせつ・安価 20200918 あなた「果林さん!浴衣選ぶの手伝って欲しいんだけど」 あなた・果林 詳細 短編・ほのぼの・あなかり 20200919 あなた「未来行ってみたい」璃奈「あるよ」 あなた・虹ヶ咲 詳細 カオス・コメディ 20200920 あなた「あれっ? よく考えたら歩夢ちゃんって最高の幼馴染じゃない?」@ あなた・歩夢 詳細 短編・コメディ・あなぽむ 20201029 エマ「しずくちゃん…本気じゃないよね?」あなた「!?」ゾク あなた・エマ 詳細 エロ・あなエマ 20201101 あなた「ランジュちゃんを私に惚れさせれば良くない?」 あなた・嵐珠 他 詳細 あなラン 20201103 ランジュ「苦労は曲のレベルを左右しない。曲なんて素人が作るより、プロが作ったほうが良いに決まってるでしょ?」」 あなた・嵐珠・虹ヶ咲・栞子 詳細 シリアス・あなラン 20201111 桜坂しずく(27) あなた・しずく・虹ヶ咲 詳細 シリアス・恋愛・ あなしず 20200124 あなた「でもしずくちゃんって付き合ってても都合が悪くなったら浮気しそうだよね」 あなた・しずく 他 詳細 短編・コメディ 20201205 あなた「エマさんがとんでもないことになった?」 あなた・エマ 詳細 短編・R-18・エロ・あなエマ 20201218 あなた(早く皆に会いたいなぁ…!)かすみ「あれ!?先輩!?」スパー あなた・虹ヶ咲・嵐珠 詳細 短編・コメディ 20210107 侑「ふぃ~疲れた。ただいま~」ガチャあなた「!?」侑「!?!?」 侑・あなた・歩夢 他 詳細 コメディ・あなぽむ・ゆうぽむ 20210102 あなた「それなに?」璃奈「プロアクションリプレイ」 あなた・虹ヶ咲・侑・栞子 他 詳細 安価・コメディ・鬱 20210113 あなた「エマさんの母乳と彼方さんの唾液と私の精子をブレンドしたミルクを使えば最高のエスプレッソが作れると思わない?」璃奈「は?」 あなた・璃奈 他 詳細 ふたなり・コメディ・カオス 20210223 あなた「キャラデザァ!!」侑「!?」 あなた・侑・歩夢 詳細 短編・コメディ 20210223 あなた「彼方さんが歌い終えた直後の唾液吐息で臭臭ぴマイクを鼻に突っ込んだらそこにはどんな世界が広がってるんだろう?」歩夢「え?」 歩夢・あなた 詳細 ふたなり・コメディ・カオス 20210226 ランジュ「あなた!ランジュが来てあげたわよ!」あなた「ランジュちゃん?」 あなた・嵐珠 他 詳細 エロ・コメディ 20210304 あなた「栞子ちゃんはいこれ!」 あなた・栞子 詳細 短編・ほのぼの・あなしお 20210305 あなた「人格シャッフルフェスティバル!?」 あなた・虹ヶ咲・栞子 詳細 ほのぼの 20210322 あなた「歩夢ちゃんにどうしても勝てない……」璃奈「良い案がある」 あなた・侑・歩夢・璃奈 詳細 あなゆうぽむ・コメディ 20210424 あなた「エマさんの出したてうんちと彼方さんの嘔吐物から抽出した具材を混ぜて作ったカレー専門店を開けばボロ儲け出来ると思わない?」 あなた・璃奈 他 詳細 コメデイ・カオス 20210424 あなた「エマ~お茶~」9人「!?」 あなた・虹ヶ咲 詳細 短編・コメディ・あなハー 20210429 あなた「しずくちゃんの自転車を盗んでオナニーに使っちゃった」 あなた・しずく 詳細 短編・カオス 20210502 あなた「あぁ~エマさんと彼方さんの間に挟まりてぇ~」しずく「ガイアッ!」バキッ あなた・しずく 詳細 短編・エロ・あなしず 20210502 あなた「好感度反転スイッチ?」璃奈「うん」 あなた・虹ヶ咲・嵐珠 他 詳細 シリアス・コメディ・あなハー・あなラン 20210423 あなた「感度3000倍薬?」璃奈「うん」 あなた・QU4RTZ 詳細 エロ・コメディ 20210602 あなた「歩夢ちゃんの部屋にこっそり侵入して驚かせちゃおう」 あなた・歩夢 詳細 短編・ホラー・あなぽむ 20210610 あなた「これ私のパンツじゃん…」 あなた・あゆあいせつ 詳細 短編・あなぽむ 20210614 あなぽむかすせつゆうで書いてて辛くなりそうなの書く あなた・かすみ・歩夢 詳細 鬱・あなかす 20210608 あなた「ええ!?エマさんがAVに出演!?」 エマ「うん?」 あなた・エマ 詳細 短編・コメディ・あなエマ 20210619 あなた「曲作りをしよう!」しずく「イエー!」 あなた・しずく・エマ 詳細 短編 20210718 あなた「み、ミアちゃん…」 ミア「なんだよ」 あなた・ミア 他 詳細 短編・ほのぼの・あなミア 20210723 理事長「あの子はいらない」あなた「私はいらない」 あなた・理事長・虹ヶ咲・嵐珠 他 詳細 シリアス 20210807 【虹4th発売記念SS】璃奈「出来た、ソングイメージシミュレーター」あなた「ソング⋯なにそれ?」 あなた・虹ヶ咲 他 詳細 ほのぼの・バトル・あなハー 20211006 あなた「スクールアイドルフェスティバルたのしー!」 あなた・虹ヶ咲・侑 詳細 安価・コメディ 20220515 あなた「エマさんに避けられてる」 あなた・エマ 他 詳細 短編・あなエマ 20220731 日曜桜坂劇場「ときめきさがし」[字][解][デ]最近ときめき欠乏症の先輩。新しいときめきを求めて同好会のみんなと色々試してみるものの… しずく・あなた 他 詳細 短編・あなしず 20230312 あなた「これ落としたよ」侑「あっ!パスケース!」 あなた・歩夢・侑 詳細 短編・しんみり・あなぽむ 20230430 あなた「本当にさよならだね」 あなた 他 詳細 短編・しんみり 20230430 日曜桜坂劇場「グレープフルーツミルク」[字][解][デ]目覚めたら見知った部屋、隣には裸で眠る後輩、抜け落ちた昨夜の記憶、この状況は… あなた・しずく 詳細 短編・コメディ・あなしず 20230514 「今までありがとう!」 あなた「えっ」 あなた 他 詳細 短編・しんみり・あなぽむ 20230630 R-18G スレタイ キャラクター 詳細 備考 日付
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Finding Mr.DESTINY【登録タグ 2016年 2017年 2018年 2022年 キム・ヘソン 作品:あ 韓国ミュージカル】 上演概要 韓国ミュージカル タイトルについて 2016年「キム・ジョンウク探し〜あなたの初恋探します〜」 2017年「Finding Mr.DESTINY」 2018年〜2022年「あなたの初恋探します」 あらすじ(公式サイトより) 人生の岐路にたった女性が初恋探しの旅に出る! 初恋の人、その手掛かりはキム・ジョンウクという名前だけ。「初恋探し株式会社」のさえない男性を相棒に、思い出の地をたどり、記憶を巡り、やがて辿り着く真実。はたして2人は彼女の運命の人を見つけ出すことができるのか。 上演時間 上演予定時間:約120分 上演情報 世界初演:2006年(ソウル) 日本初演:2016年 【初演】2016年 6月12日(日)〜6月26日(日):よみうり大手町ホール 6月29日(水)〜6月30日(木):サンケイホールブリーゼ 【再演】2017年 8月4日(金)〜8月13日(日): 8月17日(木)〜18日(金): 【再々演】2018年 7月21日(土)〜28日(土):オルタナティブシアター料金●全席指定8800円(税込) 8月4日(土)~5日(日):福岡・大野城まどかぴあホール料金●全席指定7800円(税込) 8月14日(火)〜15日(水):豊橋・穂の国とよはし芸術劇場プラット料金●全席指定7800円(税込) 8月18日(土)〜19日(日):大阪・サンケイホールブリーゼ料金●全席指定8800円(税込) 2022年 3月26日(土)〜4月17日(日):浅草九劇料金●非売品ブックレット付 10,800円、全席指定 9,300円 登場人物 キム・ジョンウク ムン・ミニョク 初恋探し屋 アン・リタ 初恋を探すヒロイン 配役 役柄 2016 2017 2018 2022 演出 菅野こうめい[未] 豊田めぐみ[未] ムン・ミニョクキム・ジョンウク(二役) 村井良大[未] 高田翔[未](ジャニーズJr.) 村井良大 佐奈宏紀[未]石井雅登[未] アン・リタ 彩吹真央[未] 玉置成実[未] 彩吹真央 愛加あゆ[未]山口乃々華[未] マルチマン(24役) 駒田一[未] 坂元健児[未] 駒田一 平野良[未] スタッフ 脚本・作詞:チャン・ユジョン 音楽:キム・ヘソン 2016年スタッフ 上演台本・作詞・演出:菅野こうめい[未] 音楽監督:かみむら周平 振付:広崎うらん 2017年スタッフ 音楽監督:かみむら周平 振付:広崎うらん 2018年スタッフ 上演台本・作詞・演出:菅野こうめい 振付:広崎うらん 音楽監督:かみむら周平 美術:原田愛 音響:山本浩一 照明:林之弘(六工房) 映像:横山翼 衣裳:山下和美 ヘアメイク:伊藤こず恵 歌唱指導:福井小百合 楽器:岸拓央(三響社) 稽古ピアノ:河谷萌奈美 音楽制作:カンパニーAZA 翻訳協力 菅原麻衣子キム・ジナ 現地協力:Yoon Jung Lee 演出助手:渡邉さつき 舞台監督:戸沢俊啓(N.E.T. ON) 宣伝協力:功刀千暁 2022年スタッフ 演出:豊田めぐみ[未] 上演台本・訳詞:藤倉梓 音楽監督:堀倉彰 振付:港ゆりか歌唱指導:山野靖博 美術:伊藤雅子 照明:倉本泰史音響:水木邦人 衣裳:十川ヒロコ 舞台監督:中西輝彦・内田純平 ナンバー ソフト化 DVD 2022年版(2種) 外部リンク 公式HP(2016) ddd-hallアーカイブ(2017) 公式HP(2018) 公式HP(2022) 公式Twitter
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シンが真っ白な灰なり、保健室経由で病院に運ばれてから、数時間後。 とある場所では秘密の宴が開かれていた。 「カンパーイ!」 「カンパイ」 二人の異質な男がグラスを合わせる。 なぜ異質なのかというと、二人とも頭に○キシード仮面みたいな仮面と帽子をしているからだ。 ちなみにその仮面にはI、もう一人の男にはHのマークが書いてある。 「全生徒の十分の一ぐらいには話したかな。これぐらいで十分だろう、噂というものは自然に広まっていく」 とI。彼は不敵にニヤリと笑う。 「同士長I。私の担当地区でも反応は良好でしたよ。いやはや、あなたの持ってきた情報を少し変えて伝えただけでこうも上手くいくとはね」 とH。彼はやんわりとほほ笑みながらも静かに、しかし通る声で言った。 「何を言いますか。あなたの立てた計画があったからこそですよ」 「いえいえ、発案はあなたではないですか、私は少しアドバイスしただけです。しかし、流石の彼も、まさかあなたが犯人だとは思わないでしょうね」 「ふふふ、敵は外だけではない。という事ですよ」 「獅子身中の虫、ですか。ま、私も若い時は色々やってきたので人の事を言えた義理じゃありませんが、あなたも相当ワルですね」 「ほほぅ。では、家に帰ってお宅の娘が、ある男とメイドごっこしていたなんて事実を知ったら、あなたはどうするんですか?」 「……失礼。正義は我らにありでしたね。まぁ、彼は女性と少々――いや、すごく親密になりすぎな面もありますから――」 と、同士Hは唐突に言葉を止めると。その肩を小刻みに震えさせた。 「ど、同士H?」 「あのやろう……この前なんか、偶然を装って私の目の前で娘と妻でパルマのフルコースをかましやがって! サンプル風情がぁぁぁぁぁぁ!」 「ど、同士H!? 落ち着いてください!」 「だから私は家に男なんて連れてくるのは反対だったんだ! でも――」 『ねぇお父さん。今度、っていうか二日後なんだけど、シン君を晩御飯に呼びたいんだ。いいかな? ねっ。いいでしょ?』 『ま、まぁ。別に私はどっちでもいいんだけど。呼んでやってもいいと思わけよ……。どうかなお父さん?』 『そんなのいいに決まってんじゃん。そっかぁ、シン君呼ぶんだ。じゃあ、美容院でも行っとこうかなぁ~。予約予約~』 『まつり、それ、いつもの所? 無理ね。さっき私とお母さんで明日の予約一杯になったから』 『うふふ、ごめんねまつり。ところで、あなた。どうです? シン君を呼ぶのは反対ですか?』 「って五人揃ってジーーっと見られたら嫌なんて言えないだろ! 大体なんでみきまで美容院の予約を入れて――」 「同士H!」 「はっ! す、すみません同士長I、私とした事がつい感情的になってしまって……」 「色々あったんですね。心中、お察しします……」 そう、なにを隠そう、 シンだけに都合が悪い形で噂を広めたのは彼ら、“正体不明”の“娘を守る会”だったのだ! 「ゴホン。それにしても同士H。このような神聖な場所で騒いでも大丈夫なのかな? あと、奥さんとかにバレたりとかは……」 「なに、お酒あっての神仏ですからね。神もこれぐらい大目にみてくれますよ」 「奥さんは?」 「妻にバレたらそれこそ天罰以上の愛国者的なお仕置きがありそうですが。今は近所の奥様方と旅行に行ってるので留守です」 「はっはっは、なるほど。抜かりは無いというわけですな。大した神主――じゃなかった。大した会の作戦参謀だ」 「いえいえ、お褒めいただく程ではないですよ。ただ、先ほども言いましたが裏で暗躍するのは昔から慣れてましてね」 二人はがっはっは。と今度は大声で笑う。 と、そこに一人の男の声が割って入った。 「同士長I」 同士長Iはその声の方に顔を向ける。するとそこには同士長と同じ仮面をした男達がいた。 「おお、同士TA、それに、同士IW、K、M、KO、TAM。アメリカから参戦してくれた同士Pまで」 それぞれの男の仮面には、それに対応したマークが付いていた。 「シン・アスカの情報漏えい計画は順調です、同士長Iよ」 「我々の方でも、陵桜の生徒達の反応は上々です」 同士達は恭しく報告した。 同士長Iはその報告を聞くと満足げ頷く。 「うんうん、圧倒的じゃないか我が“娘を守る会”は」 「我ら“娘を守る会”は一心同体ですからね。ささ、みなさんもこちらに来て一杯やりましょう」 「おお、ありがたい」 そして、男達の宴が始まった。 ○ 宴は最高潮に達していた。 酔っ払った男達は思い思いに叫び、笑い、大いに娘への愛を語り合いながら杯を交わす。 「よって我々は、娘を守るために立たねばならんのであぁぁる! ジーク…………ドーター!」 同士長Iがどこぞの総統よろしく、演説の終わりに高々と手を掲げる。 「ジーク ドーター!」 「ジーク ドーター!」 「ジーク ドーター!」 それに続く同士達。ビバ☆ガ○ダム世代。 彼らのは敵は消えた。 彼らは勝ち取った。いや、取り戻したのだ。 あったはずの平穏を、注がれていたはずの娘からの愛を。 ある男に虐げられてきた歴史は幕を下ろした。 と、思われた……。だが、人生はそう上手くいかないようだ。 『ちょっと聞き込みしたらすぐに分かったよ。そういう所が甘いよね男って……』 「!?」 招かれざる来訪者。 同士達は一斉に声の方へと顔を向ける。 そこには、 「巨大なるパルマの輝きは、確かに少女達を守り続けた小さな輝きを霞めさせたかもしれない。 しかし、それならば己の輝きを強めるよう努力をする事こそ人の道。親の道…… にも関わらず、人を――娘の想い人を貶めることで、己の欲望を満たそうとするとは親の風上にも置けない行為。娘それを――」 「『お父さんウっザイ!』って言う!」 太陽の光を背に浴びて、本堂の入り口に少女が立っていた。 変な仮面をしている。しかもスクール水着を着ている。 その姿を見て、同士たちのほとんどはこう思った。 こいつ変態だ……。 どうやら彼らの辞書に、五十歩百歩という文字は無いらしい。 「ええい! 貴様は何者だ!」 殺気立つ同士達。当然だ、作戦の漏洩は絶対に防がなければならない事だ。 もし、こんな計画がバレようものなら(主に娘との関係が)破滅である。 それだけは、死んでも避けなければいけなかった。 しかし、そんな殺伐とした視線を浴びせられているにも関わらず、スク水少女は毅然と言い放った。 「貴様らに名乗る名前は無い! と言いたい所だけど、馬仮面もといコナ仮面とでも名乗っておこうかな。 まぁ、さすがにあの格好は抵抗あるから、普通のスク水だけど……」 「おのれ! 小娘一人ぐらい!」 「サンプル一人ぐらい!」 二人の同士がコナ仮面に襲い掛かる。 コナ仮面はどう見ても子供だ。大人二人でかかれば押さえつけるのはわけ無いだろう。 と、同士一同は誰もが思っていた。一人を除いて……、 「ま、まて同士HとM!」 そんな中、同士長Iは慌てた様子で同士を呼び止める。だが、 「遅い! 必殺……」 コナ仮面は腰を落とし、戦闘態勢を取ると。 「爆竜拳!」 次の瞬間。某RPGの技を参考に習得した奥義が同士HとMに炸裂した。 「!!!!」 二人は、叫ぶ間もなく吹っ飛び、 どすーん! 同士達の後方に落下した。 「なっ――」 一同に衝撃が走る。 只者では無い。というのは誰の目から見ても明らかだった。 大人二人を吹っ飛ばす出鱈目な腕力。見た目が少女なだけにそのギャップで尚更怖い。 しかし、情報漏洩は絶対に防がなければならない。絶対にだ。くどいようだが死んでもだ。 娘に嫌われてまで、生にしがみ付きたい人間などここにはいない。 「ぜ、全員でかかれ!」 誰が言い出したかは分からない。恐怖に彩られた男たちは、その言葉に従って、 「「「うおおおおおおおおおお! ジーク! ドータぁぁぁぁぁあ!」」」 愛する存在を叫びながら、恐怖を振り払うかのように突進した。 「ま、待て! 同士諸君!」 同士長はまた、仲間に制止の言葉を投げかけるが、 「輪舞墳竜連撃!」 しかし、遅かった。 魔力っぽい渦が同士達を巻き込み、舞い上がり。それぞれに、綺麗な打撃を食らってまた舞い上がる。 そして、同士達は重力に従って床に叩きつけられた―― 死屍累々。 その中心で、少女は息も切らさず悠然と立っていた。 「さて、お次は……」 コナ仮面は、今だ健在の同士長Iに冷ややかな視線を送った。 「ケーキを先に食べられた仕返しにしては、少々度が過ぎてない? いや、それだけじゃないのかな。塵も積もればってやつ?」 コナ仮面はゆっくりと同士長Iに近づいていく。 同士長Iは、自分がターゲットに設定された事を感じた。 「ま、待てこなた! 父に手をあげるのか!」 「こなた?」 コナ仮面はふん、と鼻息を鳴らした後、慎ましい胸を大きく張った。 「違う! 私はコナ仮面だ!」 「だぁ!? こなた! お父さんだよ! そうじろうだよ!」 「父? 違うでしょ? 同士長Iなんでしょ」 「いま、証拠を――」 同士長Iはコナ仮面の父であると証明するために、仮面を取ろうとする。 だが、 「おっと」 「んなぁ!」 風のような動きで、距離を詰めたコナ仮面の手によって、仮面は上からガシっと押さえつけられた。 同士長Iは必死にその腕を振りほどこうとするが、 (うおおおおおお! 万力かこいつわぁ!) 悲しいかな、腕力はコナ仮面の方が上だった。 「ん~? やっぱり父親だと証明できないみたいだね~。ならやっぱり同士長Iじゃ~ん。じゃあ、遠慮はいらないよね~♪」 微笑を浮かべるコナ仮面。ちなみに、その仮面から覗く瞳には情のカケラが一片も見当たらない。 やばい。こいつマジでキレてる……。 同士長Iの額から滝のように汗が流れた。 「こなた! お、お父さんが悪かった――」 「…………………本当にそう思ってる?」 コナ仮面は首をかしげた。 なんと、少し光が見えた。 上手くいけば助かるかもしれない。 よし、とりあえず誉めて機嫌を良くしていただき、その後はとにかく土下座して見逃してもらおう。 そう考えて、同士長Iは自分の手をスリスリしながら、 「ホントです! 本当に反省してますとも!」 「ホントに? ホントに、本当に、反省してる?」 「ええ、本当ですとも! 見目麗しいコナ仮面様に嘘なんて付けません! いやぁ、その格好良く似合ってます。けど、やっぱりオリジナルとはあまりにボリュームが違――」 ピシィィィィ! 何か、空間が裂けるような音が聞こえた。 (……し、しまったぁぁあ!) 同士長I。 愛する二次元に対しては誰よりも厳しく真摯な男。それゆえ、こと、このジャンルに対してはとっさな嘘が付けない。 しかも、よりによって口走ったのは禁忌中の禁忌。 普段「貧乳はステータスだ!」なんて強がっていても、想い人の歴代の彼女が巨で、自分は貧である事に気付き、その事をメチャクチャ――それこそヤンデレ並に気にしているのを、同士長Iは誰よりも知っていた。 「こ、こな――」 同士長Iは恐る恐るコナ仮面を下から覗き込む。 普段、その瞳はうっとりするぐらい愛らしい。だが、そんな瞳は今現在……。 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ! その視線は氷雪。 その色は虚無。 その瞳は光を失った漆黒に彩られている。 表情は無。ただ無。笑いも、怒りも表さず。各パーツはただ顔という集合体を表している。 要は、無表情でただジッと目の前の“親”いや、ただの“生物”を見ているのだ。 “殺すか?” だだ――その目はそんな風に呟いている気がした。 「こ、こなた――」 次の瞬間。こなたはパァっと天使のような笑顔を振りまいた。 「ごめんねお父さん♪ ボリューム足りなくて♪」 「い、いや、なに。お父さんは大好きだぞ。貧――」 同士長Iに、仮面をへし折った拳がめり込んだ。 「ぐおおおおおお痛い! っていうか今、お父さんって認め――」 拳がめり込む。 「な、殴った! 二度も殴られた! かなたにすら殴られた事無いのに――」 言い切る前に、今度はこなた――じゃなかった、コナ仮面の踵が同士長Iの頬にめり込んだ。 ゲシ! ゲシ! ゲシ! ゲシ! と、その行為は何度も繰り返される。 「痛い! こなた痛いってぇぇぇ! ごめん、ごめんよォォォォォォお!」 一分後。同士長Iは遠い世界に旅立った。 同士長Iの亡骸を一瞥して、コナ仮面は深くため息をついた。 「まったく……そろそろ子離れして欲しいよ」 そして、忍び足で逃げようとする同士達に向き直る。 「さて、あんた達」 全員の肩がビクッ! と震えた。 「今日の一件がバラされたくなければ私に協力するように」 そして、コナ仮面は背筋が凍りつくような妖艶な笑みを浮かべ、 「言われたくないでしょ。娘に「お父さんウザイ!」って」 死刑宣告をした。 「「「ひいいいいいいいいいい!」」」 男達の間から悲鳴じみた声が上がる。 「協力するの? しないの? 私は別にどっちでもいいんだけど?」 「「「「はは! コナ仮面閣下! 何なりとご命令を!」」」」 同士達は土下座で、永遠の忠誠を誓う。 かくして、彼らは僕らのニューヒーロー、コナ仮面の奴隷と化した。 翌日、シンが力無い足取りで病院から登校すると、相変わらずほとんどの女子生徒の目は冷たかったが、 「シン、ごめんなさい」 「シン君、ごめんね……」 「シンさん、申し訳ありませんでした……」 朝のHR前。窓際の机に座るシンの前でかがみ、つかさ、みゆきは深々と頭を下げた。 「?」 シンは何か不思議な物を見るような目で、目の前の人物達を見つめる。 「ど、どうしたんだよお前達?」 「昨日ね、お父さんに言われたのよ――」 『人を疑うのはいけない! 断じていけない! 決していけない! 人として許される行為ではなぁぁぁぁあい!』 「って……」 「あんな怖いお父さん始めてみたよ――。あと、シン君は一生懸命否定してたのに、それを信じられないのは本当の友達じゃない。とも言ってた……」 「私も、昨日父が珍しく酔っ払って帰ってきたんですが、そのせいか知りませんけど、今まで見たことが無い様な凄い剣幕で諭されまして……」 「「「本当にごめんなさい……」」」 と、三人は再び頭を下げた。 シンは、はてな。と首を傾けた。 「さっきの一年組もそうだし、みさおや峰岸さんからもそうやって謝られたんだよな……」 シンは、ちょっと考えこんで。でも結局何がなんだか分からないので、 「みんな、いいお父さんなんだなぁ……そんなに必死になって俺のために……」 人の優しさに感謝する事にした。本当に父は偉大である。 「そりゃあ必死でしょうよ。一日で説得できなかったらバラすって言ってあるし」 後ろの席のこなたが、机に突っ伏しながら何か言ってきた。 「? こなた。なんか言ったか?」 「ううん。別に~。っていうかシン。私お腹空いたな」 「何だよ唐突に……まぁいいや、昨日の失言の事もあるし、今日は気分も良いし、放課後なんか奢ってやるよ♪」 「どうも。……でも、それぐらいしてくれなきゃ、ワリに合わないよ」 「?」 「という訳で。私たちもシンさんの誤解を解くのをお手伝いします」 「日下部や峰岸も、すでに動いてくれてるわ」 「きっと、すぐに元通りだよ」 「あ、ありがとうみんな。おれ、いい友達を持ったなぁ……」 シンはまた涙ぐんだ。けど、その涙はこの二日間で流したどの涙より、心地よい気分で流せた涙だった。 その後、いつものメンバーのお陰で、噂はすぐに消えたそうな。 『バレンタイン・デイ・メイドプレイ~後日談~』END みき「あなた! なんで私が居ない間に、本堂があんなにボロボロになってるんですか!」 ただお「申し訳ない。ただ、親として譲れないものがあったというか――」 みき「親として譲れないもの? ……あなた、まさかまた、シン君に何かしたんじゃないでしょうね」 ただお「うぅ……。だ、だって……」 みき「あなた」 ただお「は、はい!」 みき「人との正しい付き合い方、教えて差し上げましょうか?」 ただお「え、まさか……遠慮します! あっ! やめて! 襟を掴まないで――」 ちゃんちゃん♪ 前 戻る 次
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Q.仕事とは関係のない、あなたの生きがいについて話してください A.私の生きがいは、散歩をすることです。 何故かというと、意識が切り替えられるからです。 日常を過ごしていると、とても肩が凝ります。たとえば今のように面接などで緊張すること、机に向かって勉強していること、友達の愚痴を聞くことなど、肉体的なものから精神的なものまでです。真剣に物事に取り組むからには、必ず何らかのストレスがかかるものだと思います。 このように疲れた時は、このようなことを考えないよう気持ちを切り替えて散歩をします。ただ歩いているだけでは同じことを考えてしまうので、紙とペンと消しゴムを持って公園の風景を描いたり、体を動かしたいときは体力の続く限り、だいたい4キロほど走ったりもします。 「生きがい」とは違うかも… 名前 コメント